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基本料金なしの電気料金プランはお得?特徴やメリット・注意点を解説!

その他リフォーム 2024年01月26日更新

電力会社や料金プランを見直すことで電気代を節約できることは知られていますが、中でも「基本料金0円プラン」の独自性に注目している方は意外と多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、基本料金なしの電力プランの特徴や魅力、切り替え前に確認しておきたいメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。

記事の後半では、2024年に切り替えるべき「3つのおすすめ電力会社」のそれぞれの強みもご紹介してしていますので、光熱費の節約に興味がある方はぜひご覧ください!

基本料金なしの電気料金プランはお得?特徴や魅力を解説!

基本料金0円の電力プランは、通常のプランではアンペア数や電気使用量に合わせて請求される「基本料金」がまったく発生しない点が最大の魅力です。

アンペア数に比例して基本料金が高くなる「アンペア制」の電力プランを契約している方なら、基本料金0円プランに切り替えるだけで「毎月約1,000〜2,000円」の節約が実現できます。

基本料金0円プランは単純に基本料金がお得なだけでなく、2段階・3段階目の従量料金も安く設定されていることが多いため、電気をよく使う家庭には特に向いています。

基本料金なしの電気料金プランならではの「2つのメリット」とは?

つぎに、基本料金0円の電気料金プラン独自の強みである「2つのメリット」についてご紹介していきます。

メリット①:どれだけ電気を使っても基本料金がかからない

基本料金なしの電力プランの最大のメリットは、毎月どれだけ多くの電気を使用しても、基本料金や別途の手数料などが発生しないことです。

たとえば、東京電力の電力プランでは10A契約ごとに「295.24円」の基本料金が発生しますが、基本料金0円プランなら60Aで契約しても基本料金は0円のままです。

エコキュートIHクッキングヒーターなどをフル活用したいが、電気代は安く抑えたい」とお考えの方にとって、基本料金0円プランを検討する価値は大いにあるでしょう。

メリット②:電気をほとんど使わない月の基本料金がお得

基本料金なしの電力プランは電気使用量が多い家庭だけでなく、電気をほとんど使わない世帯や長期外出の多い方の電気代節約にも役立ちます。

通常の電力プランでは電気をまったく使わない月でも「最低料金」が請求されますし、アンペア数の変更も原則として「年に一度」までしかできないルールになっています。

数ヶ月にわたる長期の出張中でも基本料金を払わずに済む点は大きなメリットであり、別荘など複数の生活拠点をお持ちの方にも基本料金0円プランはおすすめです。

基本料金なしの電気料金プランに「デメリット」はある?

つづいて、基本料金0円の電気料金プランに切り替える前に確認すべき「2つのデメリット」について解説していきます。

デメリット①:電気の市場価格によって請求額が変動する

基本料金0円プランの従量料金は「電気の市場価格」によって変動する仕組みを採用している会社が多いため、「毎月の請求額が計算しにくい」点はデメリットといえます。

一方で、変動する従量料金は「そのときどきの最適な単価」に調整されるため、大手電力会社より大幅に高くなってしまう可能性は限りなく低いでしょう。

毎月の従量料金は電力会社のホームページスマホアプリなどでかんたんに確認できますので、心配しすぎずに切り替えてみるのもおすすめです。

デメリット②:電気使用量が少ない家庭では割高になることも

基本料金0円プランの中には「使用量が多いほどお得」なプランが多いですが、反対に使用量が少なすぎると損をしてしまう可能性がある点はデメリットといえます。

以下の表でわかるとおり、たとえば「0円でんき」の従量電灯Bプランで120kWほど電気を使用した場合では、東京電力などの大手よりむしろ割高となってしまいます。

 

0円でんき

東京電力

基本料金(10Aあたり)

0円

295.24円

電力量料金

〜120kWh

36.90円

30.00円

120〜300kWh

36.90円

36.60円

300kWh〜

36.90円

40.69円

20A契約で120kWh使用した場合の請求額

4,428円

4,190.48円

60A契約で400kWh使用した場合の請求額

14,760円

16,028.44円

一般家庭では30A以上のアンペア数で契約するケースが多いため、ほとんどの場合では基本料金0円プランの方がお得ですが、高くつく可能性があることも覚えておきましょう。

厳選!2024年に契約すべき基本料金なしの電気料金プラン3選

さいごに、数ある基本料金0円プランの中から本記事がおすすめする「2024年に切り替えるべき3社」の特徴や料金をご紹介していきます。

おすすめ①:Looopでんき

Looop(ループ)でんきは、太陽光発電所の運営や被災地の大規模なボランティアなどで知られる「株式会社Looop」が提供する電力サービスです。

電力自由化が開始された2016年からいち早く基本料金0円プランを打ち出したことでも有名であり、現在は沖縄本島を含む日本全国で電気を供給しています。

Looopでんきの「スマートタイムONE」プランは、従量料金が30分ごとに変動する仕組みを採用しており、試算結果では大手電力会社に比べて「年間1万円以上」の節約を実現しています。

変動する従量料金は「でんき予報」というスマホアプリでかんたんに予想できるため、蓄電池に充電したり、集中的に電気を使うことで節約効果をさらに高められます。

おすすめ②:0円でんき

0円でんきは、エネルギー事業大手の「株式会社オカモト」が提供する電力サービスであり、北海道電力・東北電力・沖縄電力エリア以外の全国が供給エリアとなっています。

0円でんきが提供する「従量電灯B・Cプラン」は、大手電力会社に比べて3段階料金が大幅に安く設定されているため、「電気使用量が多い家庭ほどお得」を実感できます。

以下に、東京電力と0円でんきの従量電灯Bプランの料金比較結果をご紹介します。

 

0円でんき

東京電力

基本料金(10Aあたり)

0円

295.24円

電力量料金

〜120kWh

36.90円

30.00円

120〜300kWh

36.90円

36.60円

300kWh〜

36.90円

40.69円

60A契約で400kWh使用した場合の請求額

14,760円

16,028.44円

毎月の電気使用量が「300kWh」を超える方なら現在の電力プランより安く済む可能性が高いですので、ぜひ一度切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?

おすすめ③:おてがるでんき

おてがるでんきは、光回線やガス事業などを幅広く手掛ける「株式会社エクスゲート」が運営する電力サービスであり、沖縄電力エリアを除く全国で電気を供給しています。

主力プランである「ファミリーMプラン」は、大手電力会社に比べて2段階・3段階料金ともに安く設定されており、「大半の家庭が電気代節約を実現できる」プラン構成が魅力です。

以下に、東京電力の従量電灯Bプランとおてがる電気のファミリーMプランの料金比較結果をご紹介します。

 

おてがるでんき

東京電力

基本料金(10Aあたり)

0円

295.24円

電力量料金

〜120kWh

30.85円

30.00円

120〜300kWh

30.85円

36.60円

300kWh〜

30.85円

40.69円

60A契約で400kWh使用した場合の請求額

12,340円

16,028.44円

さらに、おてがるでんきは電力プランと光回線やLPガスをセットで契約することで、ガス基本料金や光回線の請求額が「最大10%」割引されるサービスも実施しています。

まとめ:基本料金なしの電気料金プランは使用量に関わらずお得!

本記事がくわしく解説してきた「基本料金0円の電気料金プランの特徴やメリット・デメリット」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。

  • 基本料金0円プランは、契約アンペア数や使用量にかかわらず基本料金がかからない
  • 別荘や長期出張などで電気を長期間使用しない際にも、最低料金がかからないためお得
  • プランの内容によっては、電気使用量が少ないと大手プランより割高になる可能性もある
  • 切り替え先で迷ったら、「Looopでんき」「0円でんき」「おてがるでんき」がおすすめ

基本料金0円の電力プランは2段階・3段階目の従量料金がお得に設定されていることが多いため、毎月の電気使用量が120kWhを超える方は切り替えるメリットが大きいでしょう。

電力会社を切り替えても流れる電気の質は変わりませんし、違約金や解約手数料などもかからないケースが大半ですので、ぜひ気軽に切り替えに挑戦してみてくださいね!

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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