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家庭用蓄電池とは?特徴や種類・メリットや2024年の補助金を解説

2024年04月18日更新
家庭用蓄電池

「電気代の節約や停電対策のために家庭用蓄電池を設置したいけど、どの種類を選べば良いかわからない…」とお悩みの方は意外と多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、家庭用蓄電池の特徴や便利な使い道種類ごとの違いや選び方、2024年の価格相場や補助金制度などについてくわしく解説していきます。

記事の後半では、家庭用蓄電池と太陽光発電を連携させる節約法や、契約前に確認すべきメリット・デメリットもご紹介していますので、高騰する電気代でお困りの方はぜひご覧ください!

家庭用蓄電池とは?特徴や種類・価格相場や2024年の補助金を解説!

まずはじめに、家庭用蓄電池の特徴や種類、2024年の価格相場や補助金制度太陽光発電と連携させる節約法について解説していきます。

家庭用蓄電池とは?特徴や活用法をご紹介

家庭用蓄電池とは、住宅に設置できる大容量のバッテリー設備のことで、充電したエネルギーを「停電対策」「電気代節約」などのさまざまな用途に活用できます。

停電が発生すると、家庭用蓄電池は即座に「家全体もしくは指定した部屋」に電気の供給を行うため、普段どおりに家電を使用しながら復旧まで待つことが可能です。

また、「夜間電力プラン」などを契約して深夜のお得な電気を家庭用蓄電池に充電し、電気をよく使う時間帯に使用することで、電気代の節約にも役立ちます。

家庭用蓄電池の種類・選び方のポイント

一般的な家庭用蓄電池の種類は、「ハイブリッド型・単機能型」という2つの型と、「特定負荷タイプ・全負荷タイプ」という2つのタイプに分類されます。

家庭用蓄電池の型とタイプは、「ハイブリッド型 × 全負荷タイプ」「単機能型 × 特定負荷タイプ」のように、組み合わせを選択することも可能です。

家庭用蓄電池の種類ごとの特徴や仕組み、選び方を以下の表で確認していきましょう。

種類

特徴や選び方

ハイブリッド型

・家庭用蓄電池と太陽光発電を1台のパワコンで制御できる

・太陽光発電との連携を検討している方におすすめ

単機能型

・家庭用蓄電池と太陽光発電の制御に「別々」のパワコンを必要とする

・家庭用蓄電池のみの運用を検討している方におすすめ

全負荷タイプ

・停電時に「家全体」の電力をバックアップできる

・「200V」の停電時出力に対応しているモデルが多い

・停電中でも普段どおりエアコンなどを使いたい方におすすめ

特定負荷タイプ

・停電時には「指定した部屋や設備」の電力バックアップを行う

・「200V」の停電時出力には対応していないモデルが多い

・初期費用をできるだけ抑えたい方におすすめ

2024年の家庭用蓄電池の価格相場・安く買う方法

家庭用蓄電池の設置費用は「蓄電容量」によって大きく変わりますが、設置例の多い4〜12kWhモデルであれば「約75〜224万円」ほどで導入できます。

容量1kWhあたりの価格相場は「15〜20万円」程度が目安となりますが、停電時出力の高い全負荷タイプや、高性能なハイブリッド型のほうが高額になる傾向があります。

家庭用蓄電池を安く買うためには、なるべく複数の業者に見積もりを依頼し、アフターサービスや保証内容なども比較したうえで、あなたに最適なプランを選ぶことが大切です。

相場価格よりも極端に安い見積もり金額を提示する業者は、「手抜き工事」や「型落ち商品の押し売り」などウラがある可能性もありますので、充分に注意が必要です。

2024年に家庭用蓄電池に利用できる「補助金制度」はある?

2024年に家庭用蓄電池を導入する場合、「子どもエコホーム支援事業」「DR補助金」「DER補助金」という3種類の「国の補助金制度」から、1種類を選んで利用できます。

3種類の蓄電池補助金でもらえる金額や、申請期間は以下のとおりです。

補助金制度の名称

家庭用蓄電池の補助金額

申請期間

子育てエコホーム支援事業

1台あたり定額64,000円

2024年3月中旬〜2024年12月31日(予定)

DR補助金

容量1kWhあたり3.2〜5.2万円

上限60万円

2024年1月31日〜2024年12月22日(予定)

DER補助金

容量1kWhあたり2.7〜4.7万円

上限60万円

2024年7月中旬〜2024年12月22日(予定)

さらに、お住まいの都道府県や市区町村では「独自の蓄電池補助金」を交付しているケースもあるため、国の補助金と併用することでより多くの初期費用を節約できます。

家庭用蓄電池と太陽光発電はセット購入がおすすめ?

家庭用蓄電池と太陽光発電を連携させることで、「節約できる電気代が増える」「停電対策が強化できる」などのメリットを得られるため、セットでの導入は非常におすすめです。

太陽光発電で作った電気を「自家消費」すれば日中の電気代を大幅に抑えられるほか、余った電気を蓄電池に充電して夜間以降の電気代も節約できます。

長引く停電で蓄電池のバッテリー残量が減ってきたときでも、太陽光発電があれば日中に電力を補給できるため、残量を心配せずに快適に家電が使えます。

家庭用蓄電池を契約する前に確認すべき「メリット・デメリット」

つづいて、家庭用蓄電池を実際に導入する前に確認しておきたい「メリット・デメリット」について解説していきます。

メリット①:毎月の電気代を確実に節約できる

家庭用蓄電池を設置する最大のメリットは、深夜電力プランのお得な電気を活用することで、毎月の電気代を確実に節約できることです。

深夜電力プランの夜間料金は昼間料金に比べて「約2〜3割」も安く設定されているため、深夜に充電した電気を日中に活用すればするほど、より多くの電気代を削減できます。

電気代の値上げが続き、1kWhあたりの単価が「35〜40円」まで高騰している現在、深夜のお得な電気を好きな時間に使える蓄電池の経済的メリットはますます注目されています。

メリット②:停電対策として太陽光発電より優れている

家庭用蓄電池の見逃せないメリットは、太陽光発電を単体で運用するより、停電対策として優れた効果が期待できることです。

太陽光発電だけでは夕方〜早朝にかけての「発電できない時間帯」の停電対策は難しいですが、家庭用蓄電池ならバッテリーさえ残っていればいつでも電気を利用できます

一般的な太陽光発電の停電時出力は「最大1,500W・100V」までと控えめですが、家庭用蓄電池は「200V出力」に対応しているモデルも多く、停電中でも高負荷な家電が使えます。

デメリット:購入価格が高いと費用回収まで時間がかかる

家庭用蓄電池を導入する際に注意すべきデメリットは、相場より割高な初期費用で設備を購入してしまうと、資金の回収までに余計な時間がかかることです。

そもそも家庭用蓄電池は「15〜20年」を目安に元が取れる設備といわれていますが、相場より高く購入した場合は保証期間内での回収が難しくなってしまいます。

また、家庭用蓄電池は容量が大きいほど高額になるため、「業者に勧められて大型モデルを購入する」場合にも充分注意が必要です。

家庭に合ったサイズの蓄電池を適切な価格で購入できれば、初期費用も無理なく回収できますので、複数の販売店や専門家に相談してじっくり選びたいですね。

まとめ:電気代節約には家庭用蓄電池がおすすめ!豊富な補助金も魅力

本記事でくわしく解説してきた「家庭用蓄電池を設置するメリット」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。

  • 家庭用蓄電池を深夜電力プランでお得に充電すれば、毎月の電気代を2〜3割も節約できる
  • 残量がある限りいつでも停電対策できるほか、200V出力に対応しているモデルも多い
  • 2024年の蓄電池の価格相場は75〜224万円ほどであり、1kWhあたりの単価は15〜20万円
  • 2024年は国から上限60万円の補助金が交付されているほか、自治体の補助金も併用可能
  • 蓄電池の価格やサービス内容は業者によって異なるため、複数社のプランを比較して選ぶべき

2024年も電気料金は段階的に値上げしていくことが予想されるため、家庭用蓄電池を導入して電気代を節約できる経済的メリットはますます重要となってゆくでしょう。

国の補助金や地方自治体の補助金、低金利のローンなどを利用すれば費用的にも無理なく設置できますので、この機会にぜひ導入を検討してみませんか?

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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