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エコキュートの電気代が安い時間帯は?5つの節約のコツも解説!

その他リフォーム 2024年01月04日更新

ガス給湯器より光熱費を「3分の1〜5分の1」も節約できると評判のエコキュートですが、湯沸かしの時間帯を間違えると電気代が高くつくことをご存じでしょうか?

エコキュートの光熱費を節約するためには「使用する時間帯」や「設定温度」、「機能の使い分け」などが重要であるため、基礎知識は知っておくべきでしょう。

そこで本記事では、エコキュートの電気代がもっとも安い時間帯や電力会社ごとの料金の違い、太陽光発電とのお得な連携方法をわかりやすく解説していきます。

記事の後半では、エコキュートの電気代を気軽に節約できる「5つの方法」もご紹介していますので、高騰する電気代にお困りの方はぜひご覧ください!

エコキュートの電気代は深夜が安い?電力会社ごとの違いを解説

まずはじめに、エコキュートの沸き上げを行うべき時間帯や具体的な電気代太陽光発電のお得な活用方法について解説していきます。

【結論】基本的には深夜の沸き上げがもっとも安い

エコキュートで効率よく給湯費用を節約するには、電力会社の「深夜プラン」や「オール電化プラン」を契約したうえで、電気代のお得な深夜に沸き上げすることが肝心です。

エコキュートで沸かしたお湯は「貯湯タンク」で長時間保温しておけるため、電気代の割高な日中に沸き上げるより、深夜に運転させたほうがお得となります。

「従量電灯B・Cプラン」などでもガス給湯器よりお得なケースが多いエコキュートですが、深夜電力が安いプランに加入したほうが安さを実感できるでしょう。

【料金例】電気の深夜料金は会社によって大きく違う

エコキュート利用者の多くが加入する深夜電力プランは、深夜の従量料金が日中に比べて「約30%」も安いため、湯沸かしは深夜に行ったほうが断然お得です。

参考までに、大手電力会社の深夜電力・オール電化プランの電気料金を見比べてみましょう。

電力会社名

電力プラン名

電気料金(1kWhあたり)

東京電力

夜トク8

31.84円(23〜7時)

42.80円(7〜23時)

中部電力

スマートライフプラン

16.63円(22〜8時)

28.76円(8〜10時、17〜22時)

38.96円(10〜17時)

関西電力

はぴeタイムR

15.37円(23〜7時)

22.80円(7〜10時、17〜23時)

28.87円(10〜17時)

反対に、深夜電力プランの日中料金は「従量電灯Bプラン」などの一般的なプランと比較しても割高な場合も多いため、できるだけ昼間に沸き増ししないほうが経済的です。

【活用例】太陽光発電があるなら昼間の沸き増しもおすすめ

エコキュートと太陽光発電の両方を設置している方は、発電中に沸き増しを行うことで、昼間の高い電気代を払わずに湯量を増やすことができます。

エコキュートの機種ごとに操作方法は異なりますが、どのメーカーも「太陽光発電との連携機能」が搭載されており、リモコンやスマホアプリなどでかんたんに湯沸かしが可能です。

太陽光発電を使った昼間の湯沸かしは「保温時間が短く済む」「お湯が冷めにくい」など独自のメリットがありますので、積極的に利用して光熱費を節約していきましょう。

エコキュートの電気代が安くなる!5つの節約のコツをご紹介

つづいて、エコキュートの電気代を今すぐ節約するための「5つのコツ」を順番にご紹介していきます。

【節約法①】電力会社や電力プランを切り替える

エコキュートの電気代をもっとも気軽に節約する方法は、今より条件の良い電力会社・電力プランに切り替えることです。

たとえば東京電力の「夜トク8」の深夜料金は1kWhあたり31.84円ですが、中部電力の「スマートライフプラン」なら半額ほどまで安くなるため、供給エリアであれば切り替えるメリットは大きいでしょう。

電力会社の切り替えには違約金や特別な工事も基本的に必要ありませんので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

【節約法②】お湯切れを起こさないよう気をつける

深夜電力プランでエコキュートを運用する際には、「昼間のお湯切れ」を起こさないよう気をつけましょう。

たとえば関西電力の「ハピeタイムR」の夜間料金は1kWhあたり15.37円ですが、昼間料金は28.87円と割高なため、極力日中の沸き増しは控えるべきです。

夜間に余裕を持って沸き増す」「タンクの残り湯量をこまめに確認する」などの工夫でお湯切れは防げますので、習慣化することをおすすめします。

【節約法③】追い焚きより高温足し湯を活用する

エコキュートで湯船に張ったお湯を再加熱する際には、「追い焚き機能」より「高温足し湯機能」を使ったほうが電気代が安くなります。

タンク内でお湯を循環加熱する追い焚きに比べ、お湯をそのまま追加する高温足し湯の方が熱効率が良いため、特別な理由がない限り足し湯を選ぶべきでしょう。

湯舟に充分な湯量が残っている場合は、排水栓を外してぬるくなったお湯を抜きながら高温足し湯を行えば、さらに効率よく湯温を上げることができます。

【節約法④】給湯温度は低めの設定を心がける

エコキュートの電気代を節約するためには、一年を通して「低めの温度設定」を徹底することも大切です。

具体的には、「夏場は50℃・冬場は60℃」くらいの湯温設定を心がけることで、もっとも高い省エネ効果が期待できるといわれています。

以上の温度設定を活用すれば、370Lのエコキュートを4人家族で使用してもお湯切れを起こす可能性が少なくなるため、無理のない範囲で設定温度を下げてみましょう。

【節約法⑤】ヒートポンプ周辺の風通しを良くする

エコキュートは空気の熱でお湯を沸かす「ヒートポンプ技術」を採用しているため、屋外のヒートポンプユニット周辺の風通しを良くすることで省エネにつながります。

ヒートポンプの周りに物を置かない」「春先や夏場は雑草を刈る」など自力でできる努力をするだけでも、年間の電気代を確実に減らすことができるでしょう。

また、ヒートポンプの周りが散らかっていると熱がこもって設備の故障が起きる可能性もあるため、エコキュートを長く使い続けるためにも周辺の整理は大切です。

まとめ:エコキュートの電気代は深夜が一番安い!プラン変更も効果的

本記事でくわしく解説してきた「エコキュートの時間帯ごとの電気代」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。

  • 保温性の高いエコキュートは、深夜料金で沸き増しして日中に使うのがもっともお得
  • 電気の深夜料金は電力会社によっても違うが、昼間料金の「3割」ほど安いケースも多い
  • 太陽光発電があれば0円で自家消費できるため、発電中の沸き増しで電気代を節約可能
  • エコキュートの電気代を節約するには、今よりお得な電力会社への切り換えがおすすめ
  • 高温足し湯の活用やヒートポンプ周辺の整理など、工夫しだいでさらに光熱費を削減できる

電気代の高騰によりエコキュートの光熱費も悩ましい昨今ですが、基本的には「オール電化プラン」などを利用し、深夜料金で沸き増ししたほうが節約につながります。

一方で、太陽光発電を設置している家庭では、発電中に沸き増しすれば0円でお湯を作れるため、積極的に自家消費を行うことで毎月の電気代を削減できるでしょう。

電気代節約だけでなく停電対策としても役立つ太陽光発電は、補助金制度やリースプランなどで意外と安く設置できますので、ぜひこの機会に検討してみてくださいね!

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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