【最新】日照時間ランキング!太陽光発電の設置についても解説
太陽光発電の設置を検討している上で、自宅の日照時間が気になりますよね。
そこで今回の記事では、日照時間の都道府県別ランキングを紹介します。
日照時間が短い地域に住んでいる場合、太陽光発電で大きな恩恵は期待できないのでしょうか。
最後の章では、太陽光発電の導入件数が多い都道府県も紹介します。
目次
日照時間のランキングは?日照時間が長い都道府県を紹介!
まずは、2022(令和4)年における、日照時間が長い都道府県を1位から47位まで紹介します。
毎年変動する順位ではありますが、ぜひ最新のデータをチェックしていきましょう。
日照時間が長い都道府県トップ10
日照時間が長い都道府県トップ10は、以下の通りです。
都道府県名 |
年間日照時間(時間) |
前年の順位(位) |
|
1 |
大阪府 |
2,320 |
9 |
2 |
兵庫県 |
2,310 |
10 |
3 |
山梨県 |
2,298 |
1 |
4 |
徳島県 |
2,278 |
8 |
5 |
高知県 |
2,271 |
7 |
6 |
和歌山県 |
2,260 |
15 |
7 |
愛知県 |
2,256 |
25 |
8 |
岡山県 |
2,252 |
12 |
9 |
静岡県 |
2,240 |
2 |
10 |
香川県 |
2,228 |
14 |
前年と比較して、あまり大きな順位変動はないことがわかります。
日照時間が長い都道府県11~20位
日照時間が長い都道府県の11〜20位は、以下の通りです。
都道府県名 |
年間日照時間(時間) |
前年の順位(位) |
|
11 |
埼玉県 |
2,214 |
4 |
11 |
群馬県 |
2,214 |
5 |
13 |
佐賀県 |
2,212 |
18 |
14 |
三重県 |
2,195 |
13 |
15 |
広島県 |
2,182 |
23 |
16 |
岐阜県 |
2,180 |
20 |
17 |
福岡県 |
2,160 |
27 |
18 |
茨城県 |
2,159 |
3 |
19 |
熊本県 |
2,155 |
17 |
20 |
愛媛県 |
2,153 |
21 |
前年でトップ5に入っていた3県が順位を大きく落としていますが、総合してみると、あまり大きな順位変動はありません。
日照時間が長い都道府県21~30位
日照時間が長い都道府県の21〜30位は、以下の通りです。
都道府県名 |
年間日照時間(時間) |
前年の順位(位) |
|
21 |
神奈川県 |
2,111 |
6 |
22 |
宮崎県 |
2,107 |
16 |
23 |
山口県 |
2,078 |
31 |
24 |
栃木県 |
2,071 |
19 |
25 |
大分県 |
2,069 |
29 |
26 |
奈良県 |
2,043 |
33 |
27 |
長野県 |
2,041 |
24 |
28 |
東京都 |
2,029 |
22 |
29 |
千葉県 |
2,025 |
11 |
30 |
長崎県 |
2,015 |
34 |
関東と九州中国地方など、各地方がまんべんなく入っていることがわかります。
日照時間が長い都道府県31~40位
日照時間が長い都道府県の31〜40位は、以下の通りです。
都道府県名 |
年間日照時間(時間) |
前年の順位(位) |
|
31 |
京都府 |
2,004 |
35 |
32 |
鹿児島県 |
2,003 |
28 |
33 |
滋賀県 |
1,996 |
32 |
34 |
宮城県 |
1,952 |
30 |
35 |
石川県 |
1,903 |
36 |
36 |
島根県 |
1,896 |
38 |
37 |
北海道 |
1,848 |
26 |
38 |
福井県 |
1,826 |
39 |
39 |
福島県 |
1,808 |
41 |
40 |
鳥取県 |
1,793 |
43 |
上位の都道府県と比べて、年間日照時間が大きく下回っていることがわかります。
とはいえ、石川県や北海道など、冬季に雪が降る地域がワースト7でない部分は驚きではないでしょうか。
日照時間が長い都道府県ワースト7
日照時間が長い都道府県ワースト7位は、以下の通りです。
都道府県名 |
年間日照時間(時間) |
前年の順位(位) |
|
41 |
富山県 |
1,776 |
45 |
42 |
岩手県 |
1,774 |
44 |
43 |
青森県 |
1,772 |
42 |
44 |
新潟県 |
1,752 |
40 |
45 |
山形県 |
1,744 |
47 |
46 |
秋田県 |
1,654 |
46 |
47 |
沖縄県 |
1,589 |
37 |
東北地方の年間日照時間が短いのは当然ですが、年間を通じて暖かいイメージのある沖縄県が最下位というのは、なかなか衝撃的な事実ではないでしょうか。
台風シーズンの日照時間の少なさが影響しているものと思われます。
日照時間のランキング!日照時間が短いと太陽光発電は不向き?
前章では、日照時間の長い都道府県をランキング形式で発表しました。
日照時間の長さは、その年によって変わります。
だからこそ、その年によってランキングも大きく変動するわけですが、とはいえ昨年1位だった都道府県がいきなり日照時間のワーストランキングに入るということはほとんどありません。
ともなれば、日照時間の短い地域にお住まいの方は「太陽光発電の設置に不向きなのでは?!」と思ってしまいますよね。
そこで今回の章では「日照時間が短い=太陽光発電の設置に不向き」といわれているのは本当なのかを解説します。
ぜひ参考にしてください。
日照時間が短い=太陽光発電は不向きではない!
結論からいうと、多くの人が考えている「日照時間が短い地域=太陽光発電に不向き」という方程式は成り立ちません。
とはいえ、日照時間が長い地域に比べ、太陽光発電が発電できる電力量は少なくなります。
この点は致し方ないとして、割り切るしかないでしょう。
日照時間が短い地域で太陽光発電の設置が不向きにならない理由は、昨今販売されている太陽光発電の発電技術が向上しているからです。
日照時間が短い地域でも、太陽光発電が発電できるポイントを抑えることができれば、十分な発電量が期待できるでしょう。
太陽光発電には日照時間よりも適切な気温が大切
太陽光発電で大きな恩恵を得るためには、日照時間よりも年間を通じて適切な気温であることが大切になります。
というのも太陽光発電は、極端に暑い環境下では発電効率が下がるという特徴があるのです。
つまり、酷暑になりやすい地域の場合、日照量があるからといって太陽光発電の発電量が増えるというわけではないのです。
豪雪地域でも発電は可能
太陽光発電は、豪雪地域でも発電が可能です。
実際、北海道や東北・北陸地方など、毎年のように雪が降り積もる地域における年間発電量は1,100〜1,120kWhほどといわれています。
積雪がほとんどなく、日照時間も長い大阪府や関東地方などでも、年間発電量は1,180〜1,250kWhほど。
年間を通じて温暖な気候の沖縄県では年間発電量が1,300kWhをわずかに越えますが、北海道などに比べて桁違いに発電量が多いわけではありません。
つまり、豪雪地域といわれる地域でも年間を通して判断すれば、それなりの発電量は確保できるのです。
ちなみに、豪雪地域で発電量を確保するためには、豪雪地域対応の太陽光発電を設置することが最低条件です。
海沿いの家は太陽光発電設置に不向きといわれる
太陽光発電は、日照時間の短さよりも海沿いの家での設置が不向きといわれます。
理由は、海沿いの家には塩害のリスクが伴うからです。
塩害とは、海水の塩分に起因する建築物や植物への影響のこと。
海岸から極端に近い家は塩害リスクが非常に高くなるため、太陽光発電が不具合を起こしたり、最悪の場合は破損したりするなどのリスクがあります。
したがって、太陽光発電の設置には適していないと判断されています。
海沿いの家で太陽光発電を設置したい場合、塩害地域対応の太陽光発電の購入が必須です。注意しましょう。
日照時間の都道府県別ランキング!太陽光発電の設置状況は?
最後に、太陽光発電の設置件数が高い都道府県を紹介します。
最初の章で紹介した、日照時間が長い都道府県がすべてランクインしているわけではない辺りに注目して見てください。
太陽光発電の設置件数が多い都道府県トップ5
太陽光発電の設置件数が多い都道府県は、以下の通りです。
1位 |
愛知県 |
2位 |
埼玉県 |
3位 |
東京都 |
4位 |
神奈川県 |
5位 |
福岡県 |
単純な設置件数なので、人口が多い都道府県がトップ5に並ぶのは当然といえます。
東京都は日本国内で人口ナンバーワンですが、マンションに住んでいる人が多いことから太陽光発電の設置件数が3位という結果になっているのでしょう。
人口10万人当たりの太陽光発電の設置件数トップ5
続いて、人口10万人当たりの太陽光発電の設置件数を紹介します。
1位 |
宮崎県 |
2位 |
高知県 |
3位 |
熊本県 |
4位 |
岡山県 |
5位 |
長野県 |
宮崎県が堂々1位の理由は、県内に世界最大規模の太陽光発電の工場があるなど、太陽光発電の普及に尽力しているからです。
ランクインした県は日照時間が長い地域なので、その特徴を生かして自治体などが太陽光発電の普及を進めているのかもしれません。
日照時間のランキング!日照時間が短くても太陽光発電は設置できる!
今回の記事では、日照時間のランキングを紹介すると共に、日照時間が短い地域でも太陽光発電を導入できるのか、太陽光発電の設置件数について解説しました。
日照時間が長ければ長いほど、太陽光発電で受けられる恩恵はたしかに多くなります。
しかし、太陽光発電を所有するか否かの判断基準は、日照時間だけではありません。
だからこそ、太陽光発電の設置の有無を総合判断し、設置しても元が取れそうという場合は購入を積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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