村田製作所の蓄電池は高機能!製品ごとの特徴やデメリットを紹介
安全性と使いやすさにこだわった村田製作所の蓄電池は、信頼性の高い蓄電池を探している方におすすめです。
15年保証つきで高品質な製品なので安心して長期間使用できます。
しかし、停電時は普段よりも使える製品が少なくなるというデメリットがあるため、災害に備えたい方は慎重に購入を検討することが大切です。
本記事では村田製作所から発売されている蓄電池の特徴や価格について解説します。
メリットやデメリットも紹介するのでどのメーカーの蓄電池を買うか迷っている方は必見です。
目次
村田製作所の蓄電池はスマートに使いたい方におすすめ!
村田製作所から発売されている蓄電池はコンパクトでありながら高性能で、スマートに設置したい方におすすめです。
安全性の高い電池を使用しながら製品の組み立てをすべて日本国内で行うことで、高い安全性を実現しています。
運転コースは自動運転のほか、自家消費や夜間充電、災害時に備えたモードなど4種類あるので目的に合わせて使いわけることができます。
災害時に備えることはもちろん、普段の生活で電気代を節約したい方にもおすすめの蓄電池です。
村田製作所の蓄電池の特徴【コンパクトなのに使いやすい】
村田製作所の蓄電池の主な特徴は次の3つです。
- 設置後でも容量を増やせる
- 安全性に配慮された設計
- 業界トップクラスの15年間保証つき
安全性の高さや保証期間を重視して選びたい方は村田製作所の蓄電池がおすすめです。
また、蓄電池ユニットをあとから増設して容量を増やすことができます。
設置後でも容量を増やせる
村田製作所の蓄電池は本体とは別にユニットをプラスすることで、容量を足すことができるのが大きな特徴です。
家族構成が変わったり同居する人が増えても安心です。
蓄電池システムは3.5kWhと5.5kWhの2つの容量から選ぶことができ、蓄電池ユニット3.5kWhを加えられるのでさまざまな組み合わせが可能です。
蓄電池システム1台に1台分のユニットを増やせるため、少ない容量から試して必要を感じたら増設することができる仕組みになっています。
安全性に配慮された設計
特徴として安全性にこだわっていることも挙げられます。
安全性の高い設計で、オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池FORTELITIONと呼ばれる安全性の高いリチウムイオン電池を使用しており、ほかの材料も高純度なものを採用しています。
生産・製造段階でも安全性に配慮しており、蓄電池セルの製造や製品の組み立てはすべて国内で行っています。
業界トップクラスの15年間保証つき
村田製作所の蓄電池は業界の中でもトップクラスの保証期間を持っており、標準で15年間の保証がついてきます。
蓄電池システムとユニットに加えて、屋内用リモコンやRPR用CTも蓄電池と同時使用すれば保証対象です。
保証期間内に不具合や故障が起きた場合は対応してもらうことができ、無償で修理や交換を行ってくれます。
容量が初期定格容量の60%を下回ったときも機器交換などの対応をしてもらえるので、長期間安心して使い続けたい方におすすめです。
村田製作所蓄電池の主なラインナップ
村田製作所のラインナップはAll-in-One蓄電池システムと呼ばれる本体と、増設用のHVDC蓄電池ユニットの2種類があり、All-in-One蓄電池システムは容量や大きさが異なる2つがあるので、設置場所や使用する電気量に合わせて選びましょう。
本体は高機能かつコンパクトな設計で使い勝手のよさを求める方におすすめです。
All-in-One蓄電池システム
All-in-One蓄電池システムのサイズや容量などの特徴は以下の通りです。
All-in-One蓄電池システム(黒) | All-in-One蓄電池システム(白) | |
サイズ | W697.5×H792×D325.5mm | W711×H735×D324mm |
容量 | 3.5kWh | 5.5kWh |
重量 | 88kg | 75kg |
保存環境温度 | -20~60℃ | -20~60℃ |
運転コース | ・自動運転 ・夜間充電優先 ・自家消費優先 ・備蓄優先 | ・自動運転 ・夜間充電優先 ・自家消費優先 ・備蓄優先 |
All-in-One蓄電池システムは5.5kWhタイプと新製品の3.5kWhの2種類があります。
性能はほとんど変わりませんが、サイズや重さ、カラーが異なります。
4つの運転コースからなっており、目的に合わせて選ぶことができます。
特別警報などの気象警報が出ると自動で充電モードに切り替わる仕組みです。
停電時は自動で自立運転モードに切り替わる機能もついており、状況に合わせて最適な動きをしてくれるので初めて蓄電池を使う方も安心です。
変換効率が非常に高く、エナジーロスを最小化しているため、効率よく蓄電池を利用したい方にもおすすめです。
HVDC蓄電池ユニット
HVDC蓄電池ユニットは容量を増やしたいときに使えるもので、蓄電池1台に対して1台まで設置することが可能です。
主な特徴は以下のようになっています。
HVDC蓄電池ユニットの特徴 | |
付属品 | 屋内用リモコン |
サイズ | W645×H735×D324mm |
容量 | 3.5kWh |
重量 | 72kg |
屋内用リモコンは蓄電池システム2台まで接続できます。
サイズや重さは蓄電池システムとほとんど変わりません。
村田製作所蓄電池の価格は?【オープン価格】
気になる価格ですが、All-in-One蓄電池システムと蓄電池ユニットはどちらもオープン価格となっているため、はっきりと決まっていません。
オープン価格とはメーカーが事前に価格を設定せず、小売業者が販売価格を設定したものです。
楽天では本体価格が115万円となっており、これに設置費用がかかるので総額150〜200万円程度になります。
販売業者によって本体価格が違うことに加えて、業者によって工事費も変わるので事前に見積もりをしっかり行うことが大切です。
村田製作所の蓄電池を使うメリット
村田製作所の蓄電池は6つのメリットがあります。
節電や災害対策などさまざまな目的で使用できる製品なので、蓄電池の購入を考えている方はぜひ検討してみてくださいね。
4つの運転コースで目的に合わせて活用できる
村田製作所の蓄電池は次の4つの運転コースが搭載されています。
コース | 特徴 |
自動運転コース【AUTO】 | ・経済面に配慮されたコース ・低価格時間帯に充電を行う |
夜間充電優先コース【ECO】 | ・設定した時間帯に充電と放電を行う ・太陽光発電と組み合わせる人におすすめ |
自家消費優先コース【GREEN】 | ・夕方に放電をし、太陽光発電をしている間は充電をする |
備蓄優先コース【STORE】 | ・満充電を常に維持する ・非常時のみ放電される |
スタンダードな自動運転をはじめ、太陽光発電と組み合わせたい方が利用しやすい夜間充電や自家消費におすすめのコースも用意されています。
充電と放電の時間帯を勝手に決めてくれるので、設定の手間がかかりません。
また、備蓄優先コースを選べば、非常時に備えて常に電力を貯めておくことができます。
非常時は自動で自立運転に切り替わり、貯めてあった電気を放電してくれるため、災害時に慌てていてもすぐに電気を利用することが可能です。
家族が増えても容量を増やすことができる
All-in-One蓄電システムの大きなメリットは、なんといっても購入後に容量を増やせるところです。
蓄電ユニットを買えば、一度設置したあとでも3.5kWhを増やすことができます。
日々生活していると子どもが生まれたり両親と同居したりと、生活環境が変わる可能性があります。
最初は補うことができていても、同居人数が増えるとその分電気使用量が上がって蓄電池1台では足りなくなってしまうことが多いです。
村田製作所の蓄電池は、電気使用量が足りなくなっても増設すれば問題ありません。
そのため、これから家族人数が増える可能性がある方におすすめです。
寿命が長くて長期間使える
村田製作所の蓄電池はサイクル数が多く、保証期間も長いので長期間使えます。
サイクルは10,000〜14,000回で、1日2サイクルしても5000日以上使用できるので15年以上は使えることがわかります。
また、15年保証がついており、期間内の故障や不具合は無償で対応してくれるのも嬉しいポイントです。
蓄電池は基本的に長期間使用するものなので、15年以上使える製品を購入しておくことで安心して使い続けることができます。
警報時はすぐに充電してくれる
天気予報と連動しているのも大きな特徴で、気象警報が出ると自動で備蓄モードに変更してくれます。
大雨や高潮の特別警報や警報が出た場合はすぐに運転モードを切り替えて充電します。
急に災害が起きても蓄電池への充電を忘れていたら使用することができません。
しかし、村田製作所の蓄電池なら、万が一災害による停電が起きても自動で充電を行っているのですぐに電気を使用することができます。
補助金を利用できる可能性がある
村田製作所の蓄電池は国の補助金の対象製品で、一般社団法人環境共創イニシアチブの補助金を利用することができます。
蓄電池は設置工事を含めて100万円以上かかることがほとんどなので、補助金を使うことで経済的な負担を軽くすることが可能です。
ただし、条件や募集枠が決まっているので気になる方は早めにチェックするのがおすすめです。
村田製作所の蓄電池を使うデメリット
村田製作所の蓄電池のデメリットは次の2つです。
- 停電時に使用できない製品がある
- 停電時は一部の電源しか使えない
充放電容量が少なく、特定負荷型の蓄電池なので停電時の電気の使用に制限がかかります。
災害に備えたい方はデメリットをよく理解して購入を検討しましょう。
停電時に使用できない製品がある
停電時は2.0kWまでしか充放電ができないので、200Vの製品は使用できません。
エコキュートやエアコンなどは使えないのでオール電化の家庭などは注意が必要です。
ただし、冷蔵庫や電子レンジなどの一般的な家電は問題なく使えるため、家にある電化製品に合わせて決めるようにしましょう。
停電時は一部の電源しか使えない
村田製作所の蓄電池は特定負荷型と呼ばれるタイプで、家にあるすべての電気を使えるわけではなく一部の電源を使用するものです。
停電が起きたら特定の部屋やコンセントのみが使えるようになる仕組みなので、普段と同じように過ごしたい方には向いていません。
村田製作所の蓄電池で快適な毎日を過ごそう
村田製作所の蓄電池は高性能かつコンパクトな見た目で、スマートに使うことができます。
経済的なメリットはもちろん、災害対策としても使いやすい機能が豊富にあるのでさまざまな目的で使える蓄電池です。
一方で、停電時は使用できる製品が限られているのでどのように過ごしたいかをはっきりさせておくことが大切です。
村田製作所の蓄電池のメリットやデメリットを理解して自分に合った製品を購入しましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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