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パナソニックHEMS『AiSEG2』でできることは?【特徴を解説】

その他リフォーム 2024年01月04日更新

今回はパナソニックのHEMS『AiSEG2』を解説していきます。

それに合わせて、HEMSや補助金制度についても解説するので、HEMSの導入を検討している方におすすめの記事です。

ぜひ最後まで読んでみてください。

HEMSとは?HEMSできること

HEMSは「Home Energy Management System」の略称で、電気などのエネルギーを節約するためのシステムのことを指します。

HEMSを活用することで、電気・水道・ガスなどの動きをビジュアライズ(見える化)することが可能です。

また、AIによる自動制御も可能になります。太陽光発電、エアコン、照明器具などと連携することで、エネルギーを効率よく活用できます。

HEMSが普及した背景としては、日本のエネルギー自給率や地球温暖化が挙げられるでしょう。

まず、2018年時点の日本のエネルギー自給率は、わずか11.8%となっています。

そして国としては、2030年までに25%の自給率アップを目指しているのです。

また、地球温暖化については言わずもがな。
温室効果ガス発生の最大の要因であるエネルギー開発を抑制することが必要です。

そのためには、HEMSを活用したエネルギー効率化が必要不可欠となります。

パナソニックのHEMS『AiSEG2』

HEMSは各電機メーカーで商品が展開されています。

そしてもちろん、大手電機メーカーであるパナソニックもHEMS『AiSEG2』を展開中です。

AiSEG2の商品ラインナップは以下の通りとなっています。

製品名

希望小売価格(税抜)

AiSEG2(7型モニター機能付)

80,000円

7型モニター機能付用電源

10,000円

AiSEG2

40,000円

AiSEG2(集合住宅用)

40,000円

モニターが搭載されたAiSEG2を導入したい場合はAiSEG2(7型モニター機能付き)と7型モニター機能付用電源が必要なので、合計90,000円(税抜)が必要です。

また、AiSEG2でHEMSを利用する場合は、AiSEG2に対応した電化製品が必要です。

自宅の電化製品がAiSEG2に対応しているか、しっかり確認するようにしましょう。

パナソニックのHEMSの特徴

AiSEG2の特徴は以下の通りです。

  • 電気・ガス・水道の情報を見える化
  • 住環境を自動で快適に
  • スマホで操作可能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

電気・ガス・水道の情報を見える化

AiSEG2を利用することで、電気・ガス・水道の情報を見える化することができます。

そのため、水道光熱費が一目でわかるようになり、節約意識がより高まるのです。

また、スマートフォンを用いれば、外出先でもエネルギーの動きが把握できるので便利です。

住環境を自動で快適に

AiSEG2には自動制御機能が搭載されているため、電化製品を自動でコントロールすることができます。

また、あらかじめ使用電力量を設定することで、それに合わせて電化製品をコントロールしてくれます。

例えば、1日の使用電力量を超過してしまった場合は、エアコンの気温設定を抑えめにして、照明もやや暗くする、というイメージです。

さらに、火災警報器にも対応しているため、どこで火災が起こっているのかを瞬時に判断することができます。

例えば、子どもの部屋で火災が発生したとしましょう。

しかしHEMSが搭載されていない住宅の場合、「火災が発生しました」の音声は鳴るものの、どこの部屋で火災が発生したかはわかりません。

AiSEG2が搭載されていれば、火災の場所まで教えてくれるので、適切な対応が可能になります。

以上のように、住環境を快適にしたいのであれば、HEMSは必須の設備です。

スマホで操作可能

AiSEG2はスマホでも操作可能なため、宅内だけでなく外出先でも電化製品をコントロールできます。

例えば外出中に、電気を消し忘れたことに気づいた時。

今まではどうしようもありませんでしたが、AiSEG2と照明器具が連携されていれば、外出先でスマートフォンを操作することで照明を消すことができます。

同じ事例はエアコンやテレビなどでもいえるでしょう。

これにより、電化製品のオンオフを忘れることによる電気の無駄遣いを未然に防ぐことができます。

また、少し肌寒い日に前もって暖房をつけておくなど、生活の質の向上にも繋がるでしょう。

HEMSの補助金制度は存在する?

結論から言うと、HEMSの補助金制度は存在します。

ただし現在は国で補助金制度を設けておらず、地方自治体によって制度内容が異なります。

実は最近まで国でもHEMSの補助金制度を設けていました。

しかし元々、HEMSの補助金制度を設けていた理由が「東日本大震災の震災復興」であったため、震災復興の必要性が薄れた現在は、補助金制度が撤廃されているのです。

神奈川県の補助金制度を紹介

ここでは神奈川県のHEMSの補助金制度を紹介していきます。

神奈川県では「令和4年度神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金」という制度を設けており、この中でHEMSが補助対象設備に指定されています。

本制度における補助対象設備は以下の通りです。

  • HEMS機器
  • 高断熱外皮
  • 太陽光発電システム

そして本制度を適用させるには、上記の3つの補助対象設備のいずれかを導入しなければなりません。

また、補助金額は補助対象経費(材料費、設備費、工事費)の3分の1以内で、補助上限額は以下の通りとなっています。

対象

補助上限額(括弧内は中小企業が施工する場合)

ZEH

15万円(25万円)

ZEH+

20万円(25万円)

ZEH Oriented

10万円(15万円)

ここで対象となっているZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」のことで、消費エネルギーを大幅に削減し、かつエネルギーを生み出すことで、実質的なエネルギー消費量でゼロを目指す住宅のことを指します。

また、ZEH+は要件をより厳しくしたZEHで、逆にZEH Orientedは要件を緩くしたZEHです。

そのため、本制度においてZEH+の補助金交付を適用させるには、補助対象設備の内2つ以上を導入しなければなりません。

仮にAiSEG2のモニター機能付きを導入しようと思った場合、合計価格9万円から3分の1が補助額となるので、3万円の補助金が給付されることになります。

まとめ

それでは本記事をまとめていきます。

  • HEMSは電気を自動制御する電化製品
  • AiSEG2はパナソニックの電化製品と連携することが可能
  • 神奈川県の補助金制度の場合、最大3万円が給付される(各地方自治体の制度を要確認)

現在、エネルギー革命の声が叫ばれる中、ZEHという概念が注目されるようになり、それにともなってHEMSも注目されるようになっています。

パナソニックのHEMSであるAiSEG2の場合、パナソニックの電化製品と連携できるのが強みです。

家庭で利用している電化製品の多くがパナソニックなのであれば、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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