エコワン(ECO ONE)の仕組みや特徴は?太陽光発電との連携についても!
エコワン(ECO ONE)は、とても優秀な給湯器として知られています。
では、いったいどのように優秀な商品なのでしょうか。
エコワンの仕組みや特徴、メリットやデメリット、メーカー希望機器や保証内容を紹介します。
目次
エコワン(ECO ONE)とは?仕組みや特徴を徹底紹介!
エコワンはどういう会社が販売している給湯器で、どういった仕組みや特徴があるものなのでしょうか。
具体的に解説します。
エコワンはリンナイ株式会社の商品
エコワンは、リンナイ株式会社の商品です。
リンナイ株式会社は、愛知県名古屋市に本社を置き、暖房機器やエコワンなどの給湯器を製造・販売している企業になります。
特に、今回の記事で紹介するエコワンなどの給湯器部門においては、国内シェアはトップクラス。
誰もが知っている大企業といっても過言ではないでしょう。
エコワンの仕組み
エコワンは、オール電化で使用するエコキュートと同じような仕組みを持ちつつ、従来のガス給湯器はそのまま使用できるハイブリッド給湯器です。
仕組みとしては、以下の通りになります。
- エコキュートのようにヒートポンプでお湯を作ってタンクに貯湯
- ガス給湯器のように瞬間的にお湯を作る
熱変換効率は①のほうが良いので、食器洗いや洗顔の際に使うお湯は①を利用します。
一方、お風呂のお湯張りや追い炊きなどで大量のお湯が必要な場合は、①と②を併用していくシステムです。
車のハイブリッド車で例えると、①がハイブリッドが作動する部分、②がガソリンが作動する部分と考えると分かりやすいでしょう。
基本的には①のハイブリッドで作動しようと試みますが、どうしてもエネルギーが足りない部分は②の従来のエネルギー源を使用するということです。
エコワンの特徴
エコワンの主な特徴は、以下の通りです。
- オール電化にする必要がない
- タンクの容量がエコキュートに比べて小さく済む
- エコキュートよりも省エネ性能が高い
エコワンを使用する場合、オール電化にする必要はありません。
昨今、オール電化が流行っていますが、災害時に何かと不便を強いられるのは確かな事実です。
したがって、オール電化にあまり大きなメリットを感じていない方も多いでしょう。
しかし、様々なものの値段が上昇しているので、固定費を少しでも安く済ませられたら家計は大助かりですよね。
そこでおすすめになるのがエコワンなのです。
エコワンは、先ほどの①と②を両方使うため、エコキュートで必須になる貯湯タンクが小さく済むという特徴があります。
たとえば、一般的な4人家族の場合、エコキュートで必要になる貯湯タンクは370Lもしくは460L程度と、とても大きいです。
しかし、エコワンは160L程度で問題ありません。貯湯タンクの置き場がないという家庭にとっても、エコワンは大きなメリットなのです。
さらに、エコキュートは大容量の貯湯タンクに約80℃近い高温のお湯を保温しておく必要があります。
一方、エコワンは小容量貯湯タンクに約50℃程度のお湯を貯湯しておくだけなので、省エネ性能が高いです。
エコワン(ECO ONE)が欲しい!メリットとデメリットには何がある?
続いて、エコワンのメリットとデメリットをそれぞれ具体的に紹介します。
エコワンの主なメリット
エコワンの主なメリットは、以下の通りです。
- 災害時にガスが使用できる
- 光熱費を削減できる
- お湯切れの心配がない
エコワンは、お伝えしている通り、電気とガスの両方を使う給湯器です。
したがって、たとえば停電が発生した場合でもガスが使用できます。
ガスが遮断されるような大災害が生じた場合でも、電気を使用できるので安心です。
エコワンは、光熱費を削減できるのもメリットです。
リンナイの試算では、ランニングコストが高額といわれているプロパンガスからエコワンに変えるだけで、月々50〜60%の光熱費削減が狙えるのだとか。
とてもお得ですよね。
また、エコキュートと違ってお湯切れの心配がないのもエコワンのメリット。
急な来客でお湯の使用量が普段より多くなってしまった場合などでも安心です。
エコワンの主なデメリット
エコワンの主なデメリットは、以下の通りです。
- 初期費用が若干高い
- 光熱費が安い家庭では節約を実感しにくい
エコワンは、エコキュートやガス給湯器のエコジョーズに比べて初期費用が若干高いデメリットがあります。
以下の表は、初期費用の比較です。
| 初期費用の相場 |
エコワン | 40~80万円 |
エコキュート | 30~70万円 |
エコジョーズ | 20~40万円 |
やはり性能が高い分、初期費用は割高になる傾向です。
また、エコワンとエコキュートのランニングコストを比較すると、エコキュートの方が安くなります。
しかし、温水暖房を設置している都市ガス家庭の場合、エコキュートよりもエコワンのほうがランニングコストは年間2万円ほど節約できるといわれています。
エコワンは、光熱費が元々安かった2人暮らし世帯などでは節約を実感しにくいというデメリットもあります。
この場合、初期費用の回収が遅れるため、エコワンを導入した方がデメリットになる可能性も。
エコワンは、毎日お風呂のお湯張りをするなど、お湯の使用量が多い家庭に最適なアイテムです。
エコワン(ECO ONE)は太陽光発電と連携できる?
最後に、エコワンをさらに賢く使うため、太陽光発電と連携できるのかを紹介します。
太陽光発電自家消費モデルは2021年4月5日より販売中
エコワンを販売しているリンナイ株式会社は、2021年4月5日よりエコワンの太陽光発電自家消費モデルを販売しています。
この最新モデルを購入した場合、日中に太陽光発電が発電した余剰電力でお湯を作ることが可能です。
エコキュートの場合、夜間の割安電力を使ってお湯を作ります。
したがって、電気プランの見直しが必要です。
しかし、エコワンは電気プランの見直しが必要ありません。
強いていうならば、日中の従量電灯が割安の電力会社に移行するだけで、光熱費の節約を実感できるでしょう。
エコワンと太陽光発電が連携した場合のメリット
エコワンと太陽光発電が連携した場合のメリットは、太陽光発電を無駄にすることはなくお湯を作れることです。
先ほども紹介した通り、太陽光発電の余剰電力を使ってお湯を作ることができれば、そのお湯にかかる光熱費は無料。
しかも、お湯張り1回分はもちろん、シャワー1.5人分のお湯を作れるのです。
大きな節約が期待できるでしょう。
エコワン(ECO ONE)はメリット豊富!導入への前向きな検討を始めよう!
今回の記事では、リンナイ株式会社が製造・販売しているエコワンというハイブリッド給湯器について見てきました。
エコワンはとても優秀なハイブリッド給湯器で、オール電化に難色を示している家庭に最適な省エネ給湯器であることが分かりました。
エコキュートやエコジョーズに比べて初期費用がかかってしまいますが、従来のガス給湯器を使用するよりも断然お得です。
ぜひ、リンナイのエコワンの導入を前向きに検討してください。
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この記事の監修者
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