埼玉って停電が起こる?起きたときの対処法を紹介
「埼玉県って停電は起きるのだろうか。」
「もし起きた時はどのように対処したら良いのだろうか」
このように考えている方はいませんか。
最近では、台風や地震の影響から各地で停電が起こるようになりました。
そこで今回は、埼玉県では停電が最近起こったのか、そして停電が起きたときの対処法などについて紹介します。
目次
埼玉県は停電が起こるの?起きた時の対処法を紹介
今年の7月に大規模停電が発生
まず初めに、埼玉県で停電が起きるのかについて紹介します。
結論から申し上げると、埼玉県でも起きます。
実際、今年2021年7月29日20時頃は、落雷によって12万5千世帯に停電被害をもたらしました。
この停電では怪我人が確認されていませんでしたが、暑い夏の夜に停電が起きたので大変な事態でした。
停電はいつ、どこで起こるものかわかりません。
そのため、日頃からどういった対処をしておけば良いのか、頭に入れておきましょう。
停電が起きたときの対処法
ここからは、停電が実際に起きたときに、どのように対処したら良いか、その対処法を紹介します。
状況把握
停電が起きたら、まず初めに電気が来ていないエリアを確認します。
電気が家の一部だけ来ていない、家中全部に来ていない、近所も電気が来ていない、といったように今の状況を把握しましょう。
これを行うことで、次に何をしたら良いのか分かるようになります。
家の一部だけ電気が来ていない、もしくは家中に電気が来ていないけれど、近所には電気が来ている場合、停電ではなくブレーカーが落ちている可能性もあります。
ブレーカーが落ちていた場合、アンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーのどれが落ちているか確認して対応しましょう。
コンセントから電気製品の電源プラグを抜く
周りの状況を確認し、停電だった場合、次は電気製品の電源プラグを確認しましょう。
電源プラグをコンセントから抜くことが大切です。
これは、停電が解消されたときに火災や事故が起きないようにするためです。
そして、電源プラグを抜く際、電源を切ったのを確認してから抜きましょう。
また、パソコンをしているときに停電した場合、データを保存し、電源を落としてから電源プラグを抜きましょう。
電源プラグを抜いていない場合、復旧するときにかかる過大な電圧や電流によって、パソコンや周辺機器が故障する可能性があります。
停電が起きたら一度使用をやめましょう。
復旧を待つ
電源プラグを抜き終えたら、復旧を待ちます。復旧を待つ間、大切なことは2つあります。
1つ目は、熱中症に注意することです。
停電中はエアコンや扇風機などが使えません。
真夏の暑い日に停電が起きると、熱中症に陥る可能性があります。エアコンが効いた部屋にいる場合はその場で待機し、時間がかかりそうと感じたら窓を開けて風を入れましょう。
また、水分補給も忘れずに行いましょう。
2つ目は、冷蔵庫の開け閉めをしないことです。
停電が起きると冷蔵庫が使えなくなります。
そのため、開け閉めを何度も行うと、庫内の温度が上昇し、食品がダメになってしまいます。
何を取り出すか決めてから開け、数時間に1回にしましょう。
家電の動作・設定を確認
時間が経過すると、停電が解消します。停電が解消したら、家電の動作や設定を確認しましょう。
冷蔵庫の設定温度や製氷モードに変わりがないか、エコキュートや電気温水器のリモコン設定が初期化されていないかなど、それぞれの家電の確認が大切です。
1つずつ見ていきましょう。
外出時に停電が起きたときの対処法
次は、外出していたときの対処法について紹介します。外出している時は車などにも気をつけて行動する必要があります。
信号機が消灯
停電によって、信号機が止まってしまうこともあります。この場合、交差点に警察官がいれば彼らに従って行動しましょう。
残念ながら警察官がいない場合もあります。
その時は、交差点の手前で一時停止または徐行をし、周囲の歩行者や車両を確認した上で進めましょう。
歩行者の場合は左右の安全確認を毎回おこなってから道路を渡りましょう。
エレベーターに閉じ込められたとき
場合によってはエレベーターにいる時に停電が起きます。
現在ではいくつかのエレベーターに「停電時自動着床装置」がついています。この機能がついている場合、最寄り階まで自動運転がされます。
自動的に戸が開くので、速やかにエレベーターから降り、出ていくようにしましょう。
もし、停電時自動着床装置がついていなかった場合、慌てずにエレベーター内にある非常ボタンを押しましょう。
時間が経てば救助に来るので、その時を待つのが得策です。
停電時には蓄電池がお勧め
ここまで、停電が起きた際の対処法について紹介しました。
停電が起きると家の中で家電が使えなくなり、不便になります。
しかし、それを解決するアイテムがあります。
埼玉で停電が起きたら蓄電池を使おう
蓄電池は電気を蓄えておくもの
ここからは停電時におすすめの蓄電池について紹介します。
ここでいう蓄電池とは、家庭用蓄電池のことです。
そもそも、蓄電池とはどういったものでしょうか。
蓄電池とは、充電して電気を貯め、必要な時に使えるバッテリーです。今では大容量のものもあり、停電時でも10時間以上使用できます。
蓄電池について知っている方の中には「蓄電池はどうせ高い」とイメージを持っている方もいると思います。
確かに、1kWhあたり数十万円とかかるので、高いです。
しかし、現在では国や自治体からの補助金制度が充実しています。
また、リース・レンタル・小型の蓄電池なども発売されているため、買いやすくなっています。
東日本大震災をきっかけに導入する人も増えてきており、注目の災害対策と言えるでしょう。
オール電化には特にお勧め
蓄電池はオール電化住宅の方には特におすすめです。
オール電化に住んでいると、停電が起きれば、家電に加えて給湯設備やIHヒーターなども利用できなくなります。
生活に必要なものがどんどん使えなくなります。
そんな時、蓄電池があればそれらを使用できるようになるため、オール電化の方には特におすすめです。
また、オール電化は多くの場合、採用される電気料金プランで昼間の電気料金が高いです。
この点においても蓄電池があれば安心です。
夜間の安い電気の時に蓄電池に電気を貯めて、それを日中に使うことができるからです。
蓄電池を導入すれば節約にもつながります。
容量の決め方について
蓄電池の良さがわかってきたと思いますが、どのように決めたら良いかわからない方も多いと思います。
まずは容量を決めるところから始めることをお勧めします。
どのくらいの容量が必要か、4ステップで確認しましょう。
使いたい家電をリストアップ
1つ目は、使いたい家電をリストアップすることです。
非常時にどの家電を使いたいのか確認しましょう。これは人によって大きく異なります。
「電気量を減らして、必要最低限で良い」「停電時でも普段と変わらないくらい電気を使用したい」といったように、自分はどのタイプか知ることが大切です。
どちらが正解ということはないので、じっくり検討しましょう。
最低限あると便利なものは、照明・冷蔵庫・エアコンなどが挙げられます。
また、情報収集が非常に大事になってくるので、スマートフォンの充電器なども入るでしょう。
このように1つずつ何が必要かリストアップしていきます。
停電時にも普段通り使用したい場合、その分家電の量も増えますが、大事なことはリストアップすることです。
人生で何度も行うことではないため、今回を機にリストアップしましょう。
また、同じ種類の家電であっても、複数の部屋で使用する場合はその旨を書いておきましょう。
それらを行うことで、必要な容量がわかってきます。
家電ごとの消費電力を調べる
2つ目は、家電ごとの消費電力を調べる作業に移ります。もちろん、家電ごとで必要な電力は変わります。
目安としては以下を参照してください。
- 照明 20Wh〜100Wh
- 冷蔵庫 100Wh〜150Wh
- 電子レンジ 200Wh〜1.5kWh
- エアコン 500Wh〜3kWh
- テレビ 40Wh〜500Wh
- スマートフォンの充電 7Wh〜15Wh
これらはあくまで目安です。
詳細値は使用年数、使用環境などによって異なります。
これらの数値について、それぞれリストアップした家電で調べましょう。
停電期間をシミュレーション
3つ目は、停電期間をシミュレーションすることです。
停電している期間を想定することも非常に大事になります。
一般的に、落雷によって停電が起こった場合は短時間で復旧すると言われています。
しかし、地震や台風などの災害で停電が起こった場合は復旧に1週間以上かかることもあります。
なぜこの停電期間をシミュレーションすることが大切なのでしょうか。
なぜなら、このシミュレーションによって、どのくらい家電を使うのかが分かるからです。
どのような状況下で、どのくらいの長さ家電を使うのか想定しておきましょう。
必要な蓄電池の容量を計算
4つ目は、必要な蓄電池の容量を計算することです。
これが最後のステップです。
停電時に使用したい家電と消費電力、想定される停電期間を掛け合わせることで計算結果が出されます。
例えば、真冬の午後5時に停電が起き、復旧まで12時間かかるとアナウンスがあったとします。
午後11時に寝ると仮定し、寝るまでの間は照明を使い続けるとします。
この時は午後5時から午後11までの6時間を使う必要があるので、6×20Wh=120Wとなります。
つまり、最低でも蓄電池には120Wの容量が必要であることがわかります。
このように1つずつの計算をしていくと、どのくらいの容量が結局必要になるのかわかります。
時間がかかるかもしれませんが、計算自体は難しくないものなので、計算しておきましょう。
停電時に蓄電池が使えないときの原因
「蓄電池の必要な容量を把握し、蓄電池を購入したのに使えない」
このような事態に陥る方が稀にいます。
では、この原因には何があるのでしょうか。
最後に、停電時に蓄電池が使えない時の原因や注意点について紹介します。
自立運転に切り替えていない
まずは、自立運転に切り替えていないことです。
通常時に蓄電池を使う場合、その運転モードは経済モードやグリーンモードになっています。
このモードでは、蓄電池に貯めていた電力を使用することはできません。
電力を使用するためには、運転モードを自立運転モードに切り替える必要があります。
この点にまずは注意しましょう。
ただ、現在では多くの蓄電池が自動で自立運転モードに切り替わります。
そのため、停電が起きたとしても何もする必要がありません。
しかし、中には自動切り替え機能がない、もしくは設置時の初期設定で自動切り替えの設定をしていないケースがあります。
こういった場合、手動で自立運転モードに切り替える必要があります。
停電が起きてから確認すると焦る可能性が高いです。
停電が起こるまでに確認しておき、手動であれば操作方法も見ておきましょう。
電気を使いすぎる
続いては、電気を使いすぎることです。
電気を使いすぎた場合は蓄電池の残量がなくなり、使えなくなります。
では、どのように対策したら良いでしょうか。
おすすめは、出力の大きな電化製品を使用しないことです。
出力の大きな電化製品とは、エアコンやIHクッキングヒーターなどの200Vの家電製品です。
これらを多く使用した場合、電力消費が激しくなるため、できるだけ使わないようにしましょう。
蓄電池のタイプが合っていない
最後は、蓄電池のタイプが間違っていることです。
蓄電池には全負荷型と特定負荷型の2種類があります。
全負荷型とは、停電時に家全体の電気が使用できる蓄電池です。
一方、特定負荷型とは、決められた部屋や家電にのみ停電時に使用できる蓄電池です。
そのため、リビングを指定していた場合、トイレの電気は使えません。
特定負荷型の蓄電池を使っている方が「電気が使えないから蓄電池の残量がない」と通電していない部屋で勘違いすることがあります。
全負荷型でなければ家全体で使えないため、どの部屋で、どの家具が使えるのか確認しておきましょう。
埼玉で停電が起こっても蓄電池があれば安心!
今回は、埼玉でも停電が起こること、停電が起きた時の対処法、停電には蓄電池が最もおすすめなアイテムであることを紹介しました。停電は現在ではどこでも起きます。
そのため、今回紹介したように、まずは状況把握し、次にコンセントから電源プラグを抜き、復旧を待ち、復旧したら家電の確認をする、という手順を知っておくことが大切です。
また、蓄電池は停電で家電が使えない時でも、家電を使えるようにする優れたアイテムです。
必要な容量を確認し、導入していきましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
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