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蓄電池の相場は?補助金は受け取れる?損が出ない蓄電池の購入方法!

補助金関連 2024年01月04日更新

停電対策や平常時の電気代削減に大きく貢献してくれる蓄電池。

しかし、どうしても「蓄電池=高額商品」という認識が抜けないですよね。

今回の記事では、蓄電池の価格相場と補助金について解説します。

蓄電池の購入を検討している方、必見です。

蓄電池の価格相場と補助金は?蓄電池の初期費用は?

まずは、蓄電池を購入した場合に必ずかかる費用について紹介します。

蓄電池導入にかかる初期費用

蓄電池導入にかかる初期費用は、以下の3つです。

  1. 蓄電池の本体費用
  2. 蓄電池を設置するための費用
  3. 蓄電池を使うための費用

①蓄電池の本体費用は、各メーカーや蓄電容量によって様々。

②蓄電池を設置するための費用は、蓄電池を使うための設置工事や組み立て工事にかかる費用のことです。

③蓄電池を使うための費用は、配線や電気系統の工事にかかる費用のことになります。

上記のように、一概に「蓄電池を購入したい!」と考えても、蓄電池の本体料金だけでは済まないことは念頭に入れておきましょう。

蓄電池の種類で異なる初期費用

蓄電池の選ぶ種類によっても、初期費用は異なります。

以下は、昨今販売されている主な蓄電池の種類とそれぞれの特徴、販売価格を示したものです。

蓄電池の種類

特徴

販売価格(/kWh)

リチウムイオン蓄電池

  • 高容量
  • 高圧電の供給が可能
  • 過充電や過放電に弱い

20万円

鉛蓄電池

  • 稼働温度範囲が広い
  • 過放電で使えなくなる

5万円

NAS蓄電池

  • 大容量化に適している
  • 融解電解液の管理が必要

4万円

ニッケル蓄電池

  • 急速充放電が可能
  • 寿命が5~7年と短い

10万円

 実は、鉛蓄電池とニッケル蓄電池は寿命が短いデメリットがあり、NAS蓄電池は産業用に適している商品。
つまり、
家庭用蓄電池として使用できるのは、単価の高いリチウムイオン蓄電池に限るのです。

昨今では、リチウムイオン電池も割安になってきてはいますが、一般的に「家庭用蓄電池=リチウムイオン」といわれている現状があります。
つまり、
家庭用蓄電池の購入価格を大幅に下げるのはなかなか難しいのです。

蓄電池の相場と補助金について!蓄電池の価格相場は?

続いて、蓄電池の価格について、メーカー別・仕様別・販売方法別に見ていきましょう。

【メーカー別】蓄電池の相場

蓄電池の金額は、選んだメーカーによって異なります。
たとえば、パナソニックの「スタンドアロン蓄電池」は、蓄電容量が5.0kWhで販売価格は90万円前後。

一方、シャープの「クラウド蓄電池」は、蓄電容量が4.8kWhで販売価格は135万円前後です。

つまり、蓄電池は「蓄電容量が少ない=販売価格も安い」というわけではありません。
蓄電池の性能やアフターメンテナンスの充実性をきちんと調べた上で、納得のいくメーカー選びができると良いでしょう。

【仕様別】蓄電池の相場

蓄電池は、仕様別に販売価格が異なります。蓄電池の主な種類は、以下の通り。 

比較的安価

比較的高価

単機能型蓄電池

ハイブリッド型蓄電池

100Vのみ対応型

200Vも対応できる

充電速度が遅い

充電速度が速い

単機能型というのは、蓄電池と太陽光発電のパワコン(パワーコンディショナー)が別々になっているもの。

反対に、ハイブリッド型は両者のパワコンが一台で済むもののことを指します。
一般的な性能は、単機能型よりハイブリッド型のほうが優位に立つため、ハイブリッド型のほうが値段が高くなる傾向です。

また、昨今はオール電化家庭や出力の大きいエアコンなどは200Vの高出力になります。
つまり、
最新の家にお住まいの場合は、200V対応型の蓄電池を購入しなくてはならず、100Vのみ対応型の蓄電池に比べて初期費用が割高になる傾向にあります。

【販売方式別】蓄電池の相場

蓄電池は、販売方式によっても値段が大きく異なります。以下は、蓄電池の主な販売方法と販売価格です。

  • ネット販売…最も割安
  • 訪問販売…最も高額
  • 家電量販店販売…ネット販売と訪問販売の中間

 初期費用だけを考えると上記のような結果になりますが、工事の質の良さやアフターサービスまでを考慮する場合、家電量販店で蓄電池を購入するのが最も良いとされています。
とはいえ、ご家庭で納得のいく営業担当からの購入が最も安心できると思うので、ぜひ信頼できる会社選びをしてくださいね。

蓄電池の相場と補助金について!2022年度に実施されている補助金は?

最後に、2022年度に実施されている蓄電池の補助金制度について見ていきましょう。

DER補助金について

2022年度に実施されているDER補助金について解説します。

DER補助金は、各家庭を発電所とし、電力の安定供給や電力コストを削減する目的があります。
DER補助金を受け取る条件は、DERの実証実験に参加すること。
とはいえ、個人で行うことは「実証実験に参加するために、蓄電池のプランを一時的に変更すること」程度の簡単なものです。

したがって、DER補助金の対象になれば、とても簡単に補助金を受け取ることが可能になります。
蓄電池の購入前にDER補助金の補助内容をきちんと把握し、損が出ないように蓄電池を購入していけたら良いですよね。

ちなみに、DER補助金をもらうためには、蓄電池が15.5万円/kWh以内の金額で取引されていることが最低条件になります。
一般的な蓄電池は同基準以下で販売されていますが、稀に同基準を越えて高額に販売されている蓄電池も存在しているため、蓄電池の販売価格にもしっかり目を向けていきたいところです。

※2022年度(令和4年度)のDER補助金は受付終了しました。(2022年6月7日時点)

各自治体が実施している補助金について

蓄電池の補助金制度は、各自治体が実施している可能性もあります。
とはいえ、補助金の実施に関しては特に義務ではありません。
つまり、蓄電池の補助金を出していない自治体ももちろん存在しているので、蓄電池購入前の確認が必要不可欠です。

また、お住まいの自治体が補助金制度を実施していたとしても、補助金額や補助内容は自治体によってさまざま。
しっかり下調べをしてから、蓄電池の購入に進みたいところですね。

蓄電池の相場と補助金を頭に入れて損が出ない蓄電池の購入をしよう!

今回の記事では、蓄電池の相場と補助金の内容について具体的に解説しました。

蓄電池は、一概にいくらという数値が出せない商品です。
だからこそ、可能な限り様々な販売店に足を運び、納得のいく値段で蓄電池を購入できると良いでしょう。

リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。

蓄電池の商品ページはこちら

もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!

太陽光発電の商品ページはこちら

手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

IHやエコキュートのお取り扱いもございます。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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中田 萌
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