再生可能エネルギーはデメリット多い?種類やメリットについても解説!
再生可能エネルギーは、地球環境問題に貢献できるといわれています。
しかし、メリットだけではないというのです。
一体どういうことなのでしょうか。
今回の記事では、再生可能エネルギーの概要や種類、再生可能エネルギーのデメリットとメリットを紹介します。
目次
再生可能エネルギーはデメリットなの?再生可能エネルギーの概要!
再生可能エネルギーは、今後の地球環境のために良いものといわれています。
では、再生可能エネルギーとはどういうものを指すのでしょうか。
具体的に解説します。
再生可能エネルギーについて
再生可能エネルギーとは、常に地球上にあり続ける資源のことです。
特徴としては、エネルギーを作る際に温室効果ガスを排出しないことが挙げられます。
つまり、地球温暖化防止に一役買うエネルギー源ということです。
再生可能エネルギーの主な種類
再生可能エネルギーの主な種類は、以下の通りです。
- 太陽光発電
- 地熱発電
- バイオマス発電
- 風力発電
- 水力発電
- 波力発電
- 海洋温度差発電
再生可能エネルギーの中でも、各家庭に簡単に設置できるものとして、太陽光発電が有名。
東京都に関しては、2025年以降に建てられる新築住宅に関して、太陽光発電の設置を義務化する見通しです。
それほどまでに、太陽光発電は私たちの身近なものなのです。
再生可能エネルギーはデメリット?主なデメリットには何がある?
再生可能エネルギーは、常に地球に存在しているもの。
したがって、地球温暖化に手を貸す心配はありません。
しかし、再生可能エネルギーにもデメリットは存在します。
今回の章では、再生可能エネルギーの主なデメリットを4つ紹介します。
天候によって発電量が大きく左右する
再生可能エネルギーは、天候によって発電量が大きく左右する点がデメリットです。
たとえば太陽光発電は、晴天時の発電量を100%とした場合、曇天時の発電量は晴天時の40〜60%程度、雨天時の発電量は晴天時の5〜25%程度にまで減少するといわれています。
ちなみに、47都道府県で最も快晴日率が高い埼玉県でさえも、年間の快晴日はわずか64日。
快晴日を期待して太陽光発電の設置を検討するのは、なかなか厳しいといえるでしょう。
初期費用が高い
初期費用が高いのも、再生可能エネルギーのデメリットの一つです。
再生可能エネルギーは、昨今主流になってきたシステムになります。
したがって、未だに初期費用が高く、初期費用の高さゆえに設置を前向きに検討できない家庭が非常に多い現状です。
とはいえ、一般家庭に浸透している太陽光発電は、最初の10年で初期費用を回収できるといわれています。
しかし、太陽光発電を導入した家庭すべてが、同条件に当てはまるわけではありません。
使い方によっては初期費用の回収ペースが鈍化し、最終的な利益は微々たるものという可能性もあります。
一般的にはプラスでピリオドを打てると言われている再生可能エネルギーですが、必ずしも全家庭ではない部分が大きなデメリットです。
発電効率が悪い
再生可能エネルギーは、発電効率が悪いというデメリットがあります。
たとえば、太陽光発電の発電効率は10%、風力発電の発電効率は25%です。
一方、火力発電の発電効率は35〜43%と、発電効率が非常に良いことが分かります。
地球温暖化を食い止めるために再生可能エネルギーの重要性が唱えられていますが、再生可能エネルギーは発電効率が悪いため、大きく普及したところで主力化が非常に難しいといわれています。
設置場所の判断が難しい
設置場所の判断が難しいのも、再生可能エネルギーのデメリットです。
たとえば太陽光発電は、太陽光がしっかり当たる場所に設置するのが好ましいため、家の中でも特に日当たりの良い屋根や場所を検討する必要があります。
また、発電量を上げるため、太陽光パネルの設置角度の調整も欠かせません。
風力発電の場合も、風力をいかに感じられる場所に発電所を設けられるかが重要なポイント。
このように、再生可能エネルギーを上手に使うためには、設置場所の十分な検討が必要です。
どこにでも設置できるわけではない点が、大きなデメリットといえるでしょう。
再生可能エネルギーはデメリットだけではない!メリットは何?
再生可能エネルギーはデメリットだけではなく、もちろんメリットもあります。
最後に、再生可能エネルギーの主なメリットを紹介します。
エネルギー源がなくならない
再生可能エネルギーのメリットは、エネルギー源がなくならないことです。
たとえば、太陽光や風や水などは、地球が存在している限り地球にあり続けるもの。
したがって、太陽光発電や風力発電、水力発電の設備さえ整えれば、いつでも発電することが可能です。
一方、未だに主流の原子力発電は、とても大きな力で一度に多くの発電が可能というメリットはあります。
しかし、有限エネルギーなため、このままのペースで使い続けていくと必ず終わりはやってきます。
現に、原子力発電の燃料であるウランは、残り106年足らずで資源が枯渇するといわれているのです。
自動車などの燃料になっている石油に関しては、わずか46年で枯渇するといわれています。
再生可能エネルギーをいかに早く世界に広めていくかが、今後の課題といえそうですね。
温室効果ガスの排出量が極めて少ない
温室効果ガスの排出量が極めて少ないのも、再生可能エネルギーのメリットの一つです。
温室効果ガスが、地球環境の悪化の要因になっているのは周知の事実。
だからこそ、地球のこれからのためにも、温室効果ガスの排出量が極めて少ない再生可能エネルギーの大きな普及が急がれているのです。
各家庭に設置できるから災害時に安心できる
再生可能エネルギーは、各家庭に設置が可能です。
したがって、災害時に安心できるというメリットがあります。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を思い出してください。
この時、原子力発電所が事故を起こしたことで、東北地方および東京電力管内で電力の需要と供給のバランスが保てなくなり、計画停電が実施されました。
3月という少し肌寒い時期ということで、計画停電とはいえ、何かと苦労をした家庭も多かったことでしょう。
しかし、各家庭に設置可能な再生可能エネルギーを所有していれば、短時間の停電であれば免れることが可能です。
長期的な停電であっても、再生可能エネルギーと蓄電池などを併用することで、停電を免れることができます。
災害はいつ発生するか分かりません。
万が一のために災害対策を講じておくのは、とても良いことだといえるでしょう。
環境保全に役立つ!再生可能エネルギーはデメリットだけではない!
今回の記事では、再生可能エネルギーの概要や種類、デメリットとメリットを紹介しました。
再生可能エネルギーは、地球環境のために重要なものであることが分かりました。
しかし、実はメリットだけではなくデメリットも存在しているシステムで、万人受けするのはなかなか難しい現実があります。
とはいえ、家庭で再生可能エネルギーの導入を検討している方は、ぜひ導入を前向きに検討して頂きたいです。
地球の将来のため、できる対策から始めていきましょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
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