電気代の平均はいくら?内訳や状況別の平均額・節電方法についても!
電気代が高くなったと騒がれていますが、そもそも電気代の平均額がいくらなのか気になりますよね。
今回の記事では、電気代の内訳を解説すると共に、電気代の状況別の平均額、節電方法を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
電気代の平均はいくら?電気代の内訳を徹底解説!
電気代の平均を知る前に、電気代の内訳を解説します。
電気代はどのような内訳で請求額が決まっているのでしょうか。
基本料金もしくは最低料金
電気代は、まず基本料金があります。
基本料金がない電力プランの場合、最低料金が発生します。
基本料金は契約しているアンペア数で料金が決められており、契約アンペア数が高ければ高いほど基本料金も高くなります。
旅行や長期的な出張で電気使用量が0だった場合でも、契約アンペア数に応じた基本料金を支払う必要があるので注意しましょう。
最低料金は、基本料金がない電力プランで多く設定されています。
電力使用量が少なかった場合、定められている最低料金を支払う必要があるので注意しましょう。
電気量料金
電気代の内訳で最も高額になるのが電気量料金です。
電気使用量と電気量単価を掛け合わせたもので、電気量単価は電気使用量が多くなればなるほど高くなります。
再エネ賦課金
電気代には、再エネ賦課金があります。
再エネ賦課金とは、再生可能エネルギーの売電費用などのうち国民が負担する費用のことです。
昨今は再生可能エネルギーの普及が進んでいるので売電費用も多額になっており、再エネ賦課金は年々値上がりを続けています。
再エネ賦課金は、再エネ賦課金単価×電気使用量で決まるため、電気使用量が少なければ少ないほど、再エネ賦課金の支払い額も少なく済みます。
燃料費調整額
電気代には、燃料費調整額もあります。日本は資源が少ないので、燃料の多くを輸入に頼っています。
燃料費調整額は、燃料調達にかかった費用を国民が負担するものです。
燃料費調整額も再エネ賦課金同様、燃料費調整額単価×電気使用量で支払い金額が決定します。
電気代の平均はいくら?状況別の平均額を紹介!
電気代がどのように決定するのかが分かったところで、続いて電気代の平均を状況別に紹介していきます。
お手元に電気代の検針票などをご用意の上、平均的な電気代とご自宅の電気代を照らし合わせてみてください。
【世帯人数別】電気代の平均額
まずは、世帯人数別の電気代平均額を紹介します。
以下の表をご覧ください。
世帯人数(世帯) | 電気代の平均額(円) |
1人 | 5,791 |
2人 | 9,515 |
3人 | 10,932 |
4人 | 11,788 |
5人 | 12,471 |
世帯人数が少なければ少ないほど電気代も安いのは当然ですが、2人世帯と5人世帯を比較すると、そこまで大きな差は生じていないことが分かります。
子供が一人部屋を持ったり、生活リズムが逆転している家族がいると電気代も余分にかかってしまいますが、そうではない場合、世帯人数が増えたとしてもそこまで急激に電気代が増えるという現象は発生しないようです。
【季節別】電気代の平均額
続いて、季節別の電気代の平均額について以下の表にまとめました。
ちなみに以下の表は、2人以上の世帯に対する季節別の電気代の平均額を示したものになります。
期間 | 電気代の平均額(円) |
1~3月(冬の期間) | 12,844 |
4~6月(春の期間) | 10,604 |
7~9月(夏の期間) | 9,817 |
10~12月(秋の期間) | 9,418 |
多くの方が既に実感しているでしょうが、どの家庭も冬には電気代が高騰するようです。
冬に電気代が高騰する主な理由は以下の通りです。
- 外気温と室内の温度差が激しく、快適な室温にするために多くのエネルギーを使うから
- 快晴の日が少なく、日中でも照明を使うから
- エアコンの他にも電気使用量の大きい家電を多く使うから
冬場の電気代を気にして節電に努めると体調を崩す心配がありますし、なかなかもどかしい部分といえるでしょう。
【地域別】電気代の平均額
続いて、地域別の電気代の平均額を紹介します。
以下の表をご覧ください。
地域(地方) | 電気代の平均額(円) |
北海道 | 12,241 |
東北 | 12,120 |
関東 | 10,162 |
北陸 | 13,518 |
東海 | 10,463 |
近畿 | 10,166 |
中国 | 11,597 |
四国 | 11,750 |
九州 | 10,077 |
沖縄 | 9,976 |
豪雪地域が多い北海道や東北・北陸地方で、電気代の平均額が飛びぬけて高いことが分かります。
一方、年間を通じて過ごしやすい気候の沖縄の電気代が最も安いことが分かりました。
電気代の平均額より高い!自宅の電気代の節電方法には何がある?
電気代が高騰している現実がありますが、どうにか節電に努めて支出を減らしていきたいですよね。
最後に、自宅の電気代の節約方法を4つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
使っていない電気をこまめに消す
自宅の電気代の節電方法として、使っていない電気をこまめに消すことが挙げられます。
ながら見のテレビは消す、人がいない部屋の照明は消す、長期間使っていない電化製品のコンセントを抜くなど、少しずつで良いので節電の意識を高めていきましょう。
断熱効果を高める家にリフォームする
断熱効果を高める家にリフォームするのも、電気代の節約方法です。
とはいえ、窓ガラスや壁を断熱のものに変えるなど、大掛かりなものはしなくて大丈夫です。
既存の窓ガラスに貼るタイプの断熱シートを付けたり、断熱効果のあるカーテンを付けたり、あまりお金をかけずとも断熱効果は得られます。
最新家電に買い替える
電気代の節約方法として、最新家電に買い替えるのも一つの手です。
たとえば、購入後から寿命を迎えるまで、1秒たりとも電源をオフにはしない冷蔵庫の電気代を見ていきましょう。
冷蔵庫は24時間365日稼働するため、家庭の電力使用の割合の中でも14.2%を占めています。
したがって、15年前程度の古い冷蔵庫を使っている場合は、思い切って最新の省エネ冷蔵庫に買い替えた方が電気代を抑えることが可能です。
同じ容量の冷蔵庫で15年前と最新の電気使用量を比較すると、年間の電気使用量は150kWh程度も少なくなるという試算があります。
電気使用量を年間150kWh前後削減できるということは、電気代を年間4,700円前後削減できるということです。
とても効率的ですよね。
電力会社や電力プランを見直しする
電気代の節約方法として、電力会社や電力プランの見直しもおすすめです。
電力会社でおすすめなのは、新電力会社と呼ばれる、2016年の電力自由化で電力業界に新たに参入してきた会社になります。
新電力会社は多くの競合他社と価格競争をしなくてはならないため、電気料金単価が安いという特徴があります。
また、スマホやネット回線とのセット割など、大手電力会社にはないセット割を設けている場合も。
電力プランの見直しに関しては、既存の電力プランではなかなか電気料金の削減が見込めない場合に考えてもらえたらと思います。
具体的には、時間によって電気料金単価が変わるプランや、平日と休日で電気料金単価が変わるプランなどを検討できると良いでしょう。
どちらも、大手電力会社ではなく新電力会社が打ち出している新たな電力プランになるため、まずは目ぼしい新電力会社を見つけて見積りを取れると良いでしょう。
電気代の平均額を知って節電に努めよう!節約できれば家計も安心!
今回の記事では、電気代の内訳や平均額、電気代の節約方法を紹介しました。
電気代の節約方法は、電気使用量をいかに削減できるかにかかっています。
最も簡単なものでは、電力会社や電力プランを変更すること、使っていない電気をこまめに消すことが挙げられます。
負担のない程度で構わないので、毎月少しずつ節電に努め、支出を減らしていけると良いでしょう。
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この記事の監修者
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