蓄電池のみ設置は損？メリットやデメリット・注意点も徹底解説！

各地域の蓄電池補助金については蓄電池補助金ページをご確認ください！

多くの家庭で、太陽光発電とセットで導入されている蓄電池。

ただ、太陽光発電とセットで導入すると初期費用がとても高額になるため、あまり現実的ではないと考える方も多いでしょう。

そこで今回の記事では、蓄電池のみ設置する場合に得られるメリットとデメリット、蓄電池のみ設置する場合に気を付けることや損しないための対策方法を紹介します。

蓄電池のみ設置するのは損？！蓄電池のみを設置するメリット2選！

太陽光発電とのセット使いが有効といわれている蓄電池。

では、蓄電池のみを設置するのは損なのでしょうか。

今回の章では、蓄電池のみを設置するメリットを2つ紹介します。

メリット①夜間の割安電力を利用して節電できる

蓄電池のみ設置するメリットは、夜間の割安電力を利用して節電できる点です。

蓄電池を導入すると、電力会社との電力契約が「日中：割高電力、夜間：割安電力」と変更されます。

つまり、夜間の割安電力を積極的に蓄電池に貯めることで、今までと同じ電力使用量でも電気代の大幅削減が期待できるのです。

メリット②停電対策ができる

蓄電池のみ設置するメリットは、停電対策ができる点です。

蓄電池はその名の通り、電力を貯められるシステム。

だからこそ、蓄電残量がある限りは家庭に送電でき、地域一体が停電に見舞われていたとしても家庭の停電が免れる期待が持てます。

蓄電池を停電対策として利用する場合、災害時のためにある程度の蓄電残量を残しながら運転できる災害対策モードなどに設定することで、普段から蓄電池を災害対策アイテムとして使うことができます。

蓄電池のみ設置するのは損？蓄電池のみ設置するデメリット2選！

続いて、蓄電池のみ設置する場合に実感してしまうであろうデメリットを2つ紹介します。

デメリット①得られる費用対効果が薄い

蓄電池のみ設置するデメリットは、得られる費用対効果が薄いことです。

実は、蓄電池を単独使用した場合と蓄電池と太陽光発電とセット導入した場合に得られる費用対効果は、ほとんど一緒といわれています。

つまり、蓄電池と太陽光発電2つセットで得られるメリットと、蓄電池1つで得られるメリットが一緒なのです。

ともなれば、蓄電池と太陽光発電をセット導入したほうがお得なのでは？という考えになりますよね。

デメリット②長期的な災害対策には向いていない

蓄電池のみ設置するデメリットは、長期的な災害対策には向いていない点です。

蓄電池は、蓄電残量さえあれば停電対策として有効です。

しかし、スマホの充電と同じで、定期的に充電しなければ、蓄電池を使い続けることはできません。

したがって、断続的に停電が続いた場合は、蓄電池に充電することができないので停電を免れることができず、蓄電池を所有している意味を見失ってしまう可能性も。

蓄電池のみ設置する場合は、短期的な災害対策アイテムとして割り切るべきといえるでしょう。

蓄電池のみ設置する場合に気を付けることは？ポイント3選！

続いて、蓄電池のみ設置する際に気を付けるポイントを3つ紹介します。

ポイント①最適な蓄電容量の蓄電池を選ぶ

蓄電池のみ設置する際に気を付けるポイントは、最適な蓄電容量の蓄電池を選ぶことです。

たとえば、初期費用の安さを第一に考えて蓄電容量が少ない蓄電池を選ぶと、日中の割高電力を多く使ってしまうことになるため、節約効果が望めません。

反対に、停電時のことを考えて蓄電容量の多い蓄電池を選ぶと、不要な電力まで買電することになり、電気代削減の効果を実感しづらくなります。

このように、家庭に不釣り合いの蓄電容量の蓄電池を購入することで、プラスの効果を実感しにくくなってしまうのです。

蓄電池を購入する際は、家庭にあった蓄電容量の蓄電池を見極めて購入しましょう。

ポイント②蓄電池の寿命をしっかり見極める

蓄電池の寿命をしっかり見極めることも大切です。

蓄電池の寿命はサイクル数によって決まります。

蓄電池のサイクル数は6,000サイクル、12,000サイクルが多く、サイクル数が多ければ多いほど寿命も長くなります。

寿命が長ければ長いほど初期費用も高額にはなりますが、短寿命の蓄電池とそこまで大差があるわけではありません。

したがって、最低でも15年は使い続けられる蓄電池を購入するのがおすすめです。

ポイント③保証がしっかりしているメーカーから購入する

蓄電池のみ設置する場合、保証がしっかりしているメーカーから購入するのも重要です。

蓄電池は多くの場合、屋外に設置します。

したがって、自然災害や盗難などの被害を受けやすいというデメリットがあるのです。

ただ、保証がしっかりしているメーカーから蓄電池を購入していれば、万が一の際も安心できます。

屋外に蓄電池を設置する場合はもちろん、リスクが高いといわれる寒冷地や塩害地で蓄電池を所有したい場合も、保証がしっかりしているメーカーから蓄電池を購入するようにしましょう。

蓄電池のみ設置は損する場合も！損しないための対策方法は？

蓄電池のみ設置するメリットとデメリットや注意点を見てきましたが、やはり損はしたくないですよね。そこで最後に、蓄電池購入で損しないための対策方法を2つ紹介します。

ぜひ参考にしてください。

損しない対策①太陽光発電を併用する 　

蓄電池の設置で損しない方法は、太陽光発電を併用することです。

蓄電池と太陽光発電を併用することで、太陽光発電が発電した電力を蓄電池に貯めることができ、電力会社からの買電量を極力減らすことに成功します。

つまり、電気代の大幅削減が叶うのです。

昨今、電気代の高騰が深刻化していますから、エネルギーの自給自足の家に住むことができるのは、嬉しいメリットといえるでしょう。

また、蓄電池と太陽光発電を併用することで、災害時にも大きな安心感を得ることが可能です。

というのも、太陽光が出ている限り、太陽光発電が日中に発電した電力を蓄電池に貯め、それを夜間に使用できるからです。

平常時と災害時の両方でお得を実感したいのであれば、ぜひ蓄電池と太陽光発電のセット導入を前向きに考えてみてください。

損しない対策②補助金制度を上手く利用する

蓄電池の設置で損しない方法は、補助金制度を上手く利用することです。

現在、国や自治体では蓄電池導入費用に対する補助金制度を実施しています。

補助金を受けるためには様々な諸条件を守る必要がありますが、特段難しいものではありません。

したがって、国や自治体が実施している補助金制度をしっかり確認し、よりお得に蓄電池を購入できると良いでしょう。

補助金制度で注意したいポイントは、国と自治体ともに先着順ということです。

蓄電池は昨今とても需要が高まっているシステムなので、補助金制度の申請が開始されると同時に申請を出すなど、早め早めの行動が功を奏します。

蓄電池のみ設置は損する可能性も！太陽光発電の導入を考えよう！

今回の記事では、蓄電池のみを設置する場合のメリットやデメリット、気を付けるべきポイントや損しない方法を紹介しました。

第一章で紹介した通り、蓄電池のみ設置するのもメリットはあります。

しかし、より多くのメリットを実感したいのであれば、蓄電池と太陽光発電を併用するのがおすすめです。

初期費用は高くなってしまいますが、受けられる費用対効果は蓄電池単独使用の場合とほぼ同じ。

むしろ、セット使いのほうが、多くのメリットを実感できるとさえいわれています。

したがって、蓄電池の購入をお考えの方は、ぜひ太陽光発電とのセット購入も前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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