【一般家庭向け】電気代がやばい!平均額や対処法を紹介
電気代の高騰が続いている昨今。
多くの家庭で「電気代が高すぎてやばい!」と一度は感じたのではないでしょうか。
ともなれば、なぜ電気代が高騰してしまうのかが気になりますよね。
そこで今回の記事では、電気代の平均額を紹介すると共に、電気代が高騰している原因、電気代を節約する方法を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
電気代がやばいのはなぜ?電気代の平均額を徹底解説!
電気代がやばいと感じている人が多いですが、実際どれくらいやばいのかが気になりますよね。
そこで今回の章では、電気代の平均額を解説します。
家庭の電気代が平均と比べてどれほどやばいのか、具体的に見ていきましょう。
電気代の世帯別平均額
まずは、電気代の世帯別平均額を紹介します。
以下の表をご覧ください。
世帯人数(人) | 電気代の平均額(円) |
1 | 5,700 |
2 | 9,654 |
3 | 11,116 |
4 | 11,761 |
5 | 12,945 |
上の表はあくまでも平均値ですが、この平均を大きく越えてしまっているような場合、電気を使い過ぎということになるでしょう。
電気代の季節別平均額
続いて、季節別の電気代の平均額を紹介します。
以下の表をご覧ください。
季節 | 電気代の平均額(円) |
1~3月期 | 12,642 |
4~6月期 | 9,609 |
7~9月期 | 9,419 |
10~12月期 | 9,597 |
多くの家庭で、1〜3月期の電気代が年間で最も高くなっているようです。
暖房器具を多く使ってしまうので、ここは避けては通れないものとして割り切るしかないでしょう。
電気代がやばい!電気代が過去最高に高くなっている原因はなに?
電気代の平均額がわかったところで、続いては電気代が最近高くなっている原因を見ていきたいと思います。
一体なにが原因で、昨今の電気代は高騰を続けているのでしょうか。
原因①再エネ賦課金が高騰しているから
電気代が過去最高に高くなっている原因の1つ目は、再エネ賦課金が高騰しているからです。
再生可能エネルギーが発電した電力を売電した際、売電収入を得ることができます。
この売電収入源が、電気代の検針票に記載してある「再エネ賦課金」なのですが、再生可能エネルギーを所有する家庭が増えれば増えるほど電力会社が支払う売電料金が増えるため、再エネ賦課金の負担額も大きくなります。
昨今は再生可能エネルギーの需要が増えているため、再エネ賦課金単価も値上がりしており、電気代が高騰しているのです。
ちなみに、再エネ賦課金は、電気使用量(kWh)×再エネ賦課金単価で決定します。
原因②燃料費調整額が高騰しているから
電気代が過去最高に高くなっている原因の2つ目は、燃料費調整額が高騰しているからです。
燃料費調整額が高騰している理由は、需要と供給のバランスが崩れているからになります。
たとえば、エネルギーの輸出国として知られているロシアですが、昨今はウクライナ侵攻が原因で世界各国がロシアとの貿易を中止しており、燃料不足が深刻化しています。
需要過多が生じることで対象物の価格は高騰してしまうので、燃料費も高騰し続けているのです。
ちなみに、燃料費調整額も再エネ賦課金同様、電気使用量(kWh)×燃料費調整額単価で決定します。
原因③電気使用量が多くなっているから
電気代が過去最高に高くなっている原因の3つ目は、単純に電気使用量が多くなっているからです。
昨今、地球温暖化が原因で、夏は酷暑、冬は極寒という日が多くなっているように思えます。
ともなれば、生活しやすいように夏は冷房を、冬は暖房を常に使っている家庭も多いのではないでしょうか。
冷暖房の使用頻度が例年と同程度でも、設定温度を1度変えるだけで電気代は大きく変動します。
前年同月との電気使用量を見比べてみると良いでしょう。
また、昨今は便利家電が増えています。
たとえば、食洗器や乾燥機付き洗濯機など、人の手を加えることなく、1つの家事が電気の力によって解決してしまうのです。
こういった便利家電を使うのは日常生活の助けになって非常に便利ですが、電気使用量を引き上げてしまうことになるので注意が必要といえるでしょう。
電気代がやばい!電気代を節約するための方法には何がある?
最後に、電気代を節約するための方法を6つ紹介します。
とても簡単なものばかり紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
節約方法①電力会社や電力プランを見直す
電気代を節約する方法として、電力会社や電力プランを見直すことが挙げられます。
おすすめは、新電力と呼ばれる大手電力会社ではない電力会社への乗り換えです。
たとえば、電力会社をスマホやネットの会社と同じにすれば、請求を1つにまとめられる利点があります。
さらに、セット割を適用させることができるので、毎月わずかではあるものの節約が期待できます。
また、新電力会社はお得な電力プランを消費者に提供しているので、家庭に合った電力プランを契約することが可能です。
たとえば、単身世帯であれば単身世帯用プランを、電気代の基本料金を支払いたくない家庭は基本料金無料プランを契約するなどです。
選択の幅が非常に広いので、家庭に合った電力プランを探せると良いでしょう。
節約方法②家電の設定温度や使い方を見直す
家電の設定温度や使い方を見直すのも、電気代を節約する方法の1つです。
前章でお話しした通り、特にエアコンの設定温度には気を付けていきたいところ。
設定温度が1度違うだけで、最終的に数百円の違いになるからです。
また、便利家電の使い過ぎにも注意をしたいところ。
特に電気代が高騰してしまう真夏や真冬には、電気代を取るか日常の便利さを取るか、二者択一になるでしょう。
節約方法③オール電化にする
電気代を節約する方法の1つとして、オール電化にすることもおすすめです。
オール電化にするためにはそれなりの初期費用がかかりますが、ガスの基本料金を支払う必要がなくなるので、その分は確実に節約ができます。
また、オール電化にすると、日中の電力が割高になる代わりに夜間の電力が割安になります。
したがって、夜間の割安電力を効率的に使うことで、今までと同じ電力使用量でも電気代の削減が望めるのです。
さらに、オール電化ではガス爆発のような、ガスが原因となる火災のリスクが軽減されるため、火災保険も安くなる可能性があります。
節約方法④太陽光発電や蓄電池を導入する
太陽光発電や蓄電池を導入するのも、電気代を削減する方法の1つです。
太陽光発電を導入すれば、日中の電力は太陽光発電が発電したもので補えるので、電力会社から買電する必要はありません。
ここに蓄電池も加われば、太陽光発電が発電した電力を蓄電池に貯めてそれを夜間に使用することができるので、夜間の買電量も減らすことが可能です。
買電量が減るということは、再エネ賦課金や燃料費調整額の請求額も減るということ。
また、夜間の割安電力を積極的に貯めることができるため、電気代の大幅削減も期待できることでしょう。
節約方法⑤省エネ家電に切り替える
電気代を削減する方法として、省エネ家電に切り替えることも挙げられます。
省エネ家電に切り替えるための初期費用は必要ですが、たとえば15年ほど使っている冷蔵庫がある場合、最新の省エネ家電に切り替えることで、年間の電気代を5,000円程度削減することが可能です。
とても魅力的ではないでしょうか。
節約方法⑥家の断熱を積極的に考える
家の断熱を積極的に考えるのも、電気代を削減する方法の1つです。
断熱性の高い家に住むことで、エアコンの設定温度を和らげることができる他、家の快適な温度が一定時間保たれるので、エアコンの稼働時間を短くすることもできます。
家のフルリフォームはちょっと…と思う方は、カーテンを断熱性のあるものにしたり、窓に断熱フィルムを貼ったり、簡単にできる断熱対策を講じてみてはいかがでしょうか。
電気代がやばいのは仕方ないこと!家族全員で節電に努めよう!
今回の記事では、電気代が高騰する理由と電気代の節約方法を紹介しました。
電気代が高騰してしまうのは、今のご時世、仕方ないことです。
だからこそ、家庭で簡単にできる節電対策を講じ、電気代が今よりもさらに高騰してしまうのを防いでいけたら良いですね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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