太陽光発電投資は2024年から始めても大丈夫?メリット・デメリットを徹底解説!
CO2削減に貢献しつつ、安定した収益が見込める投資方法として人気の「太陽光発電投資」ですが、「2024年から始めるのは遅い?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、太陽光発電投資の特徴や期待できる利回り、投資を始めるメリット・デメリットを初めての方にもわかりやすく解説していきます。
記事の後半では、太陽光発電投資に関する「よくある2つの質問」にも回答していますので、ローリスクで安定した投資方法をお探しの方はぜひご覧ください!
目次
そもそも太陽光発電投資ってどんなもの?
太陽光発電投資とは、所有地や借地に設置した太陽光パネルで発電した電気を電力会社に売却することで、長期間安定した収益を得る投資方法のことです。
太陽光発電の導入には「出力1kWあたり約26〜28万円」ほどの初期費用がかかりますが、「約10〜15年」程度で回収できるため、ローリスクな投資方法として知られています。
また、太陽光発電投資は「固定資産税の軽減」や「税額控除」などさまざまな税制優遇が用意されており、節税対策としても注目されることの多い投資方法です。
太陽光発電投資を始める「3つのメリット」とは?
太陽光発電投資ならではの「3つのメリット」は以下のとおりです。
- 10%前後の高い利回りが期待できる
- 「FIT制度」により安定収入が約束されている
- 設備寿命が25〜30年以上と長い
それぞれの特徴や要点についてくわしく解説していきます。
メリット①:10%前後の高い利回りが期待できる
太陽光発電投資の最大のメリットは、不動産投資や株式投資などの投資方法に比べて、期待できる「表面利回り」が非常に高いことです。
表面利回りとは、投資費用と売電収入のみで計算された収益率のことで、太陽光発電投資の場合「7〜10%」程度の表面利回りが期待できます。
たとえば、投資費用が1,500万円の場合「年間105〜150万円」の収益が期待できるため、約10〜14年ほどで初期費用の全額を回収できる計算となります。
不動産投資や株式投資の表面利回りは「約3〜5%」程度であることを考えれば、太陽光発電投資はローリスクでハイリターンな投資方法といえるでしょう。
メリット②:「FIT制度」により安定収入が約束されている
太陽光発電投資の大きなメリットとして、国の「固定価格買取制度(FIT制度)」により、10年もしくは20年間「一定の買取単価」での売電が約束されていることです。
2024年にFIT制度の認定を受けた場合、出力10kW未満の設備は「16円 / kWh(10年間)」、10kW以上50kW未満の設備は「10円 / kWh(20年間)」という好条件で売電が可能となります。
太陽光発電の普及にともない買取単価はじょじょに下がっているため、10年または20年間「優遇された買取単価が変わらない」という点は、非常に重要なメリットといえるでしょう。
メリット③:設備寿命が25〜30年以上と長い
太陽光発電の一般的な設備寿命は「25〜30年以上」と非常に長いため、初期費用の回収後も安定収入が期待できる点も、太陽光発電投資の独自メリットのひとつです。
たとえば、京セラの佐倉事業所に設置された太陽光パネルは設置から「39年」経過した現在も現役として稼働しており、太陽光発電の耐久性・安定性を裏付ける証拠として有名です。
性能の劣化率が低い太陽光発電は「中古物件」としての資産価値も低下しにくいため、売却を検討する際に「買取先が容易に見つけられる」点もメリットといえるでしょう。
太陽光発電投資を始める前に確認すべき「3つのデメリット」
高利回りでローリスクな太陽光発電投資ですが、以下の「3つのデメリット」には注意が必要です。
- 倍電収入が天候や設置環境に左右される
- 「卒FIT」以降は買取単価が大きく下がる
- 50kW未満の設備では「全量買取」が選べない
それぞれのポイントを確認していきましょう。
デメリット①:売電収入が天候や設置環境に左右される
太陽光発電は「日光」という自然エネルギーを利用して発電するため、天候や季節、設置環境などによって売電収入にばらつきが生じる点がデメリットといえます。
が非常に長いため、運用期間中に「隣地の木が生長した」「隣地に住宅が建った」といった理由で日陰が発生し、発電量が低下する可能性もあるでしょう。
一方で、近年では「悪天候時や高温下」「朝方・夕方や日陰」でも発電性能が低下しにくい太陽光パネルも数多く販売されているため、以上のデメリットは軽減することも可能です。
デメリット②:「卒FIT」以降は買取単価が大きく下がる
10年または20年間、優遇された固定価格で売電できるFIT制度ですが、「卒FIT(FIT期間が終了した状況)」以降は買取単価が大きく下がる点もデメリットのひとつです。
たとえば、2024年に太陽光発電投資を開始する際の買取単価は「10円または16円 / kWh」ですが、FIT制度を利用しない場合の買取相場は「8〜11円 / kWh」程度まで下がります。
一方で、卒FIT後に電気の売却先が見つからないケースはほぼ無いうえに、FIT制度に近い買取単価を提示する電力事業者も増えてきたため、黒字の継続は難しくないでしょう。
デメリット③:50kW未満の設備では「全量買取」が選べない
太陽光発電投資の注意すべきデメリットとして、出力10kW以上50kW未満の比較的小規模な発電システムでは、発電した電気の「全量買取」ができない点が挙げられます。
2020年度のFIT制度改正により10〜50kWの太陽光発電の全量買取は廃止され、発電した電気の30%を自家消費し、余った電気のみを売電できる「余剰買取」のみに変更されました。
自社工場などで自家消費できる場合は利益率の低下が小さいものの、自家消費が難しい立地で太陽光発電投資を行う場合は、50kW以上の設備を導入したほうが良いでしょう。
太陽光発電投資に関する「よくある2つの質問」に回答!
つづいて、太陽光発電投資を検討している方が疑問に感じることが多いよくある2つの質問」に対して、わかりやすく回答していきます。
質問①:株式投資や不動産投資より優れているポイントは?
株式投資や不動産投資といった投資商材を比較すると、太陽光発電投資は「長期間、安定して高い利回りが期待できる」点において非常に優れています。
株式投資や不動産投資の利回りは社会情勢や経済情勢によって刻々と変化しますが、太陽光発電投資は「FIT制度」により10年または20年間、買取単価がまったく変わりません。
また、株式投資や不動産投資の表面利回りは約3〜5%程度ですが、太陽光発電投資なら「約2倍以上」の高利回りが期待できる点も、投資を検討すべき理由のひとつです。
一方で、太陽光発電投資には「設備のメンテナンス費用がかかる」「自然災害などで設備が故障するリスク」などデメリットもあるため、万能では無い点も覚えておきたいですね。
質問②:2024年から太陽光発電投資を始めるのは遅い?
結論から言えば、太陽光発電投資は2024年から始めても「10〜15年での初期費用回収」は容易であり、「高い利回り」も期待できるため非常におすすめです。
「太陽光発電の買取単価の下落」を問題視するメディアは存在しますが、設備の初期費用も年々下がっているため、以前として高い利回りは持続しています。
また、数年前に設置された中古物件を購入すれば「設置時点のFIT単価」で売電できるため、新規で導入するより高い収益が得られるケースもあるでしょう。
まとめ:太陽光発電投資は安定した収益性が魅力!今から始めても遅くない
本記事でくわしく解説してきた「太陽光発電投資の特徴やメリット・デメリット」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- 太陽光発電投資とは、発電した電気を電力会社に売電することで、安定した利益を得る投資方法
- 株式投資や不動産投資に比べて、表面利回りが約7〜10%と高い点が最大のメリット
- FIT制度により10年・20年間の買取単価が一定のため、安定性を重視する方にもおすすめ
- 設備寿命も25〜30年以上と長く、中古物件を購入しても高い利回りが期待できる
- 天候や季節で発電量が左右される、設備の維持費がかかるなど、デメリットも存在する
「10%前後」という高い表面利回りに加えて、FIT制度により買取単価が優遇されている太陽光発電投資は、ローリスクで投資を始めたい方に非常におすすめです。
株式投資や不動産投資に比べて「初期費用や管理コストがかかる」点がデメリットですが、初期投資額は10〜15年で回収できるため、赤字を出してしまう可能性は低いでしょう。
設備寿命の長い太陽光発電は「高利回りな中古物件」が多い点も魅力ですので、興味がある方はぜひ一度信頼できる専門家に相談してみてはいかがでしょうか?
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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