千葉県安房郡鋸南町（きょなんまち）は千葉県の南部に位置します。房総半島南部の東京湾沿いの地域である内房地方に属します。
町の東部は山がちな地形で、西部は海岸に向かって平坦な地形となっています。
町名は霊場の鋸山（のこぎりやま）に由来します。この山は聖武天皇が日本寺をたてた場所です。
鋸南町の北部は旧保田町で保田川周辺に市街地があります。一方、鋸南町の南部は旧勝山町で、佐久間川の周辺に市街地があります。
平安時代末期、平氏討伐に立ち上がった源頼朝が石橋山の戦いに敗れ勝山港で再起をはかりました。
北部の保田海岸は風光明媚で、夏目漱石や徳富蘆花、若山牧水ら文人が愛した地です。
太平洋側の気候に属し、夏は高温多湿です。冬も温暖な地域です。