千葉県佐倉市は千葉県の北部に位置します。下総台地のほぼ中央にあたり、南東から北西にかけて緩やかに傾斜した地形をしています。
市の北部には印旛沼の調整池（西印旛沼）があります。
古代から人々が住んでいたことが確認できる歴史のある土地で、中世には豪族千葉氏の本拠地が置かれました。
江戸時代になると幕府の重臣土井利勝の所領となり、佐倉城が築かれました。この江戸時代に町並みが現代にも受け継がれ、日本遺産に指定されています。
交通の要衝として栄えた佐倉市は、蘭学の町としても知られれています。幕末、佐藤泰然という蘭学者が現在の順天堂大学のもととなる”佐倉順天堂”をつくったことにより、蘭学がさかんになったからでした。
太平洋側の気候に属し、夏は高温多湿で冬は低温乾燥となります。内陸に位置しているため、降水量は少なめです。