【エコキュートの紹介】工事の流れを徹底解説します
今回はエコキュートについて解説していきます。エコキュートはその名の通りエコを売りに出している給湯器です。しかし、エコキュートを新規で利用するには工事が必要になります。
工事が必要になると条件やお金のことなど、気になる点も多いですよね。
そこで今回はエコキュートの紹介を交えながら、工事について分かりやすく解説していこうと思います。エコキュートの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.エコキュートの選び方
まずはエコキュートの選び方について解説していきます。
エコキュートを選ぶ際には家庭の状況に合わせた機種を選ぶのが最も手堅い方法となります。これをおろそかにしてしまうと、無駄に大きなコストを背負うことになってしまうため、注意が必要です。
まずは貯蔵タンクの容量を基準に選ぶといいでしょう。4人家族の1日のお湯の使用量は400Lから600L程度と言われています。
しかし、お風呂を使うのかシャワーを使うのかでお湯の量は変動するので、そこはしっかり計算しておいたほうがいいかもしれません。お風呂の場合はお湯の量が一定になるので計算しやすいです。一方、シャワーの場合は変動幅が大きいので注意が必要です。
それぞれの家庭にあった貯蔵量を選択するようにしましょう。
また、寒冷地や海辺の地域ではエコキュートに負担がかかる可能性があります。その場合は、凍結やサビに強い機種を選ぶといいでしょう。
2.エコキュートのメリット5選
ここではエコキュートのメリットについて説明します。エコキュートのメリットは以下の通りです。
- 光熱費の節約になる
- とても使いやすい
- 実績が多い
- 商品が信頼できる
- 顧客の満足度が高い
それぞれ説明していきます。
2-1.光熱費の節約になる
エコキュートを利用することで光熱費の節約になります。エコキュートではガス代や灯油を利用しないため、電気代がかかってしまいますが、光熱費全体の節約になることがほとんどです。
また、電気代が安い夜間電力を利用することで、全体の光熱費を抑えることができます。電気代が安い時間帯に家事を行うように工夫することで、支出を抑えることが可能なのです。
この特徴を活かして、使い方を工夫するといいでしょう。工夫の仕方は以下の通りです。
- モードを使い分ける
- 昼間沸き上げの停止を活用する
- ピークカット(一定額以上の電気代が発生する時間帯の作動を自動停止する機能)を停止する
- 家を出ている時は休止モードを利用する
これぐらい工夫を重ねると、光熱費の節約に繋がっていくでしょう。
2-2.とても使いやすい
エコキュートは非常に使いやすいです。給湯ボタンがあるわけでもないので、予熱の必要もありません。また、騒音も非常に小さく、エコキュートの騒音は40dBほどと言われています。これは図書館や静かな住宅地と同じくらいの音量なので、睡眠中や作業中などで気になることもないでしょう。
ただその一方で、12.5Hzほどの低周波が発生してしまいます。人間には知覚できないレベルの低周波ですが、不快症状を招く恐れがあります。設置場所を考慮したり、防音シート、防音壁の導入を検討してみてもいいでしょう。
2-3.実績が多い
エコキュートは実績が多いです。2020年6月末の段階で700万台もの出荷台数を記録しています。2001年から出荷を始めており、近年は1年あたり40万から50万台ほどの規模で出荷されているようです。この圧倒的な実績がエコキュートのメリットともいえるでしょう。
ここまで多くの世帯が利用しているのであれば、安心して利用することができるでしょう。
2-4.信頼できる商品
エコキュートの商品は非常に信頼できます。商品群も豊富で、各電機メーカーがエコキュートを製造・販売しているのです。エコキュートの5大メーカーは以下の通りです。
- パナソニック
- 三菱電機
- ダイキン
- コロナ
- 日立
誰もが一度は聞いたことのある電機メーカーばかりです。それぞれのメーカーで特徴があるので、比較検討しながら、横断的に商品を選ぶことが可能です。
2-5.顧客の満足度が高い
顧客の満足度が高いこともエコキュートの魅力です。一般社団法人日本冷凍空調工業会(JRAIA)が2018年に実施した調査によると、エコキュートを購入した人の内、44%の人が「満足」、51%の人が「やや満足」と回答していることから、95%の人が概ね高評価をしていることが分かっています。
顧客の満足度は基本的に高いようなので、期待通りのパフォーマンスを、エコキュートは発揮してくれるようです。エコキュート導入の判断材料にしてみてください。
3.エコキュートの工事の流れ
ここではエコキュートの工事の流れについて説明していきます。流れは以下の通りです。
- 既設品の取り外し
- 土台構築
- 商品取り付け
- リモコン設置
それぞれの手順を解説していきます。
3-1.既設品の取り外し
まずは既設品を取り外していきます。過去に使われていたエコキュートや給湯器を撤去するのです。
また、新築建設時にエコキュートを取り付けたい場合は、別途、設置場所を検討するようにしましょう。音量による騒音が発生することはほとんどありませんが、低周波を発生させてしまうので睡眠中不快になる可能性もあります。民事訴訟が発生した事例もあったそうなので、近隣住民への配慮も必要になるでしょう。
3-2.土台構築
次にエコキュートを設置するために土台を構築していきます。これを基礎工事といい、土間打ち(現場打ち)とエコベースの2種類があります。
土間打ちとは、地面の強度を高めるために、砂利を敷き詰めた後にコンクリートを流し込む作業のことです。地盤が弱い場所でもしっかり強度を高められることがメリットで、玄関に続く道や駐車スペースで活用されることが多いです。
一方、エコベースとは、元々作られているコンクリート製の土台のことで、工事期間が短いことがメリットです。その代わり、地盤によって設置できないケースもあるそうなので別途検討が必要です。
エコキュートはかなりの重量になるので、このように土台を構築する必要があるのです。
3-3.商品取り付け
土台を構築した後は商品を取り付けていきます。既存の配線を利用して本体と配管を接続します。場合によっては配管の工事をする必要があるので、別途検討する必要があるでしょう。
商品を取り付けた後は、凍結防止や保護のための保湿材でエコキュートを保護します。寒冷地域や湿気の多い地域では必須の作業なので、しっかり保護してもらうようにしましょう。
3-4.リモコン設置
最後にリモコンの本体を取り付けます。その後は、水が入らないようにコーティング剤で隙間を埋めていきます。
これでエコキュートの設置は一通り完了し、業者の方々が作動チェックをします。これが終わると基本的な操作説明がされ、工事終了です。
4.エコキュートの価格
エコキュートは本体価格と工事費が発生します。
4人家族が利用する貯蔵量のエコキュートの価格相場は40万円から70万円ほどです。機能や付属品によって価格が変動するため、確認が必要です。
また、工事費は10万円から20万円ほど必要になると言われています。これは電気工事と水道工事の内訳によるところですが、工事環境によって大きく変動します。
そうなると4人家族の場合は、合計で50万円から90万円が相場と見ていいでしょう。ただし、エコキュートの導入の際には補助金が発生する場合があるため、各自治体での確認が必要です。
5.まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- エコキュートは貯蔵量で選ぶ
- エコキュートで光熱費の節約になる
- エコキュートの設置には大体50万円から90万円ほどかかる
エコキュートは光熱費の大きな節約が見込め、利便性も非常に高いです。見積もりやお問い合わせが無料でできるケースも多いので、気になる方はぜひ検討してみてください。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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