オール電化の冬の電気代が高い理由とは?【節約術も紹介!】
本記事ではオール電化の冬の電気代が高い理由を紹介していきます。
理由を紹介しつつ、冬のオール電化の節約術も解説していきます。
オール電化の導入を検討している方におすすめの記事です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
オール電化の電気代はどれくらい?
オール電化の電気代は年間平均で約19万円ほどとなります。
総務省統計局の調査によれば、一般家庭の電気+ガス+灯油代の年間平均が約22万円なので、しっかりオール電化に取り組めば、年間あたり約3万円の節約につながるようです。
一方、総務省統計局の調査によれば、二人以上の世帯の毎月の電気代の平均額は以下のようになります。
月 | 電気代平均 |
1月 | 12,232円 |
2月 | 13,201円 |
3月 | 13,100円 |
4月 | 12,117円 |
5月 | 10,541円 |
6月 | 9,153円 |
7月 | 8,585円 |
8月 | 9,661円 |
9月 | 11,206円 |
10月 | 10,152円 |
11月 | 8,695円 |
12月 | 9,137円 |
以上のように冬の電気代が高くなる傾向があります。
残念ながらオール電化住宅に絞った調査結果を見つけることができませんでしたが、オール電化住宅でも冬の電気代が高くなる傾向があると考えられるでしょう。
むしろ、オール電化住宅特有の理由で、冬の電気代が高くなるケースも考えられます。
オール電化の電気代が冬に高くなる理由とは
オール電化の電気代が冬に高くなる理由は4つあります。以下の通りです。
- 高温のお湯を使うケースが増えるから
- 外気の影響で給湯機能が劣化するから
- 照明をつける時間が長くなるから
- 暖房を使うから
それぞれ解説していきます。
理由①:高温のお湯を使うケースが増えるから
まず、高温のお湯を使うケースが増えることが挙げられます。
例えば、寒い季節になればあったかいお風呂に入りたくなるケースが増えるはず。
それだけでなく、食器洗いや手洗いの際にも、冷たい水ではなくお湯を使うこともありますよね。
通常の家庭であれば、お湯を利用する際はガス代がかかりますが、オール電化の場合は電気代の値上がりに直結します。
理由②:外気の影響で給湯機能が劣化するから
オール電化住宅特有の理由として、外気の影響で電気給湯器の給湯機能が劣化することが挙げられます。
基本的に電気給湯器は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換させることでお湯を作り出します。
しかし、元々の水の水温が低ければ低いほど、それだけ多くの熱エネルギーが必要になります。
また、電気給湯器はタンクの中にお湯を貯める仕組みとなっているため、冷たい外気の影響を受ける場合があります。
もちろんその分、熱エネルギーが必要となります。
その結果として電気代の上昇に繋がってしまうのです。
理由③:照明をつける時間が長くなるから
冬の季節は日照時間が短いため、照明をつける時間が長くなります。
当然その分、電気を多く利用することになります。
また、冬といえばクリスマスや年末年始などで、仕事を休んで家に滞在するケースが増えてくるのも一因としてあるでしょう。
そしてそういったイベントごとになれば、豪勢な料理を作るために多くの電気を使うこともありそうです。
理由④:暖房を使うから
冬になると常に暖房器具を利用するようになります。
そしてもちろんその分、電気が必要になります。
夏でも冷房を利用しますが、基本的には暖房の方が電気を多く必要とするといわれています。
現代住宅のほとんどはエアコンが主流ですが、オール電化住宅ももちろんエアコンを利用するため、電気代が上昇します。
冬のオール電化の節約術
電気代が高くなりがちな冬のオール電化の節約術は4つあります。以下の通りです。
- 家電の使い方を見直す
- お湯の量を減らす
- 昼間の電力使用量を抑える
- 太陽光発電を導入する
それぞれ解説していきます。
節約術①:家電の使い方を見直す
まずは家電の使い方を見直すのがいいでしょう。
普段から明かりを付けっぱなしにしたりなど、無駄に家電を利用することはなるべく避けましょう。
ただし、あまりにも節電するのはNGです。
まずは体の健康が第一なので、暑い時はしっかり冷房をつけて、寒い時はしっかり暖房をつけるのがいいでしょう。
節約術②:お湯の量を減らす
お湯の量をなるべく減らすのもいいでしょう。
例えばお風呂で、浴槽満タンにお湯を入れる家庭が見受けられますが、人体の容量を考えると、半分ぐらいでも十分お湯に浸かれるはずです。
また、お風呂の追い焚きのエネルギーを削減するためにも、家族内でなるべく同じ時間帯でお風呂に入るのがいいでしょう。
節約術③:昼間の電力使用量を抑える
オール電化を導入する場合は、夜間電力がお得になるプランに入ることをおすすめします。
なぜならエコキュートを利用する際に、夜間電力を使ってお湯を貯めることになるからです。
その場合、昼間の電力量料金が夜に比べて1.5倍ほど高くなるので、昼間の電力使用量を抑えるのがいいでしょう。
陽の入り方によっては照明が必要なくなる場合もあるので、適度に節電していきましょう。
節約術④:太陽光発電を導入する
太陽光発電を導入するのもおすすめです。
太陽光発電を導入すれば、「日中の時間帯は太陽光で発電した電気を用いて夜は安い夜間電力を用いる」という生活スタイルが可能になります。
それだけでなく蓄電池を導入すれば、太陽光発電で発電した電気でエコキュートを給湯する…ということが容易にできます。
ぜひ検討してみてください。
オール電化向けの電気プランとは?
先ほども述べましたが、オール電化におすすめの電気プランは夜間電力が安くなるプランです。
また、電力会社によってはオール電化向けの電気プランを用意している場合もあります。
その一例として、東京電力はオール電化向けに「スマートライフ」というプランを用意しています。
これは深夜に給湯するエコキュートのための電気プランです。
「スマートライフS」は基本料金(10Aにつき)が286.00円で、電力量料金(1kWh)は午前6時から翌午前1時までが25.80円、午前1時から午前6時が17.78円となっています。
太陽光発電で普段の電気を賄い、夜間の安い電力で給湯する仕組みを構築できれば、大きく節約できるようになるでしょう。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- 冬になると、暖房器具の利用や日照時間の影響で電力使用量が大きく増える
- 冬のオール電化で節約するのであれば、普段の生活スタイルをしっかり見直すべき
- オール電化向けの電気プランが用意されている
オール電化を導入するのであれば、まずは電気料金プランを見直すことを検討しましょう。
それから必要に合わせてエコキュートなどを導入するのが良さそうです。
ただし、電気代が安くなるとはいえ、初期投資がかさむ点には注意が必要です。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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