スマートスターのLL3098HOSの価格相場は?特徴や補償内容についても徹底解説!
スマートスターは、伊藤忠商事が販売元となっている蓄電池です。
伊藤忠商事といえば、食品や繊維、金融や資源などで有名ですが、エネルギー業界にも参入していることに驚きを隠せない方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、スマートスターの中でも特に人気の「LL3098HOS」について、具体的な特徴やメリットとデメリット、価格相場を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
LL3098HOS(スマートスター)!スマートスターの特徴や保証内容は?
スマートスターは、昨今人気になっている蓄電池の一つです。
では、スマートスターを販売している会社の特徴は何なのでしょうか。
保証内容についても解説します。
スマートスターの特徴
スマートスターは、伊藤忠商事が販売元、株式会社NFブロッサムテクノロジーが製造元を担っています。
伊藤忠商事といえば、日本人であれば知らない人はいないほどの大手有名企業の一つ。
株式会社NFブロッサムテクノロジーは、伊藤忠商事が株式を保有している電子機器メーカーです。
要は、スマートスターは大企業の蓄電池ということ。
伊藤忠商事が倒産する心配はほぼないので、長期的に使っていく蓄電池のメーカー選びとしては最適ですね。
スマートスター蓄電池の主な保証内容
スマートスター蓄電池の主な保証内容は、10年間の製品保証と自然災害補償です。
製品保証に関しては、蓄電池故障時にかかる材料費や工事費、配送料などが無料になり、保証期間内であれば修理や部品の交換なども無料で行ってもらえます。
自然災害補償に関しては、保証の対象となる事案は以下の通りです。
- 火災
- 落雷
- 水害
- 雪災
- 風災
- 落下・飛来
- 衝突
- 盗難
- 電気ショートなどの自然故障
異常気象が続いている昨今、上のように自然災害補償が充実しているのは嬉しいですよね。
さらに、電話やウェブ上のサポートセンターも完備。
元旦を除くすべての日の午前9時〜午後5時の間、LL3098HOSの使い方の相談や不具合が生じた場合の対応をサポートセンターにお願いすることが可能です。
LL3098HOS(スマートスター)を購入したい!特徴や価格相場は?
続いて、スマートスター「LL3098HOS」の主な特徴と価格相場を紹介します。
LL3098HOS(スマートスター)の主な特徴
スマートスターL「LL3098HOS」の主な特徴は、蓄電容量9.8kWhで最大3kVAの高出力が可能な点です。
LL3098HOSは
- 「LL3098HOS/X」
- 「LL3098HOS/Y」
- 「LL3098HOS/B」
- 「LL3098HOS/A」
の4種類があります。
自家使用優先モデルは
- 「LL3098HOS/Y」
- 「LL3098HOS/B」
売電優先モデルは
- 「LL3098HOS/X」
- 「LL3098HOS/A」
です。
ちなみに、「LL3098HOS/B」「LL3098HOS/A」の後継が「LL3098HOS/X」「LL3098HOS/Y」になるため、最新機種を選びたい方や初期費用に問題がない方は、後継の「LL3098HOS/X」「LL3098HOS/Y」の購入をおすすめします。
以下は、LL3098HOSのその他の特徴です。
- 200V対応型蓄電池
- AI(人工知能)搭載
- 押し上げ効果がある(LL3098HOS/Xのみ)
200V対応型蓄電池の最大の強みは、オール電化家庭やエコキュートなどを使っている家庭、最新家電が多い家庭などで、停電時に蓄電池から電力をもらって家電を動かすことができることです。
一方、未だに主流の100V型蓄電池の場合、オール電化家庭などでは停電時に蓄電池の利用はできません。
理由は、オール電化やエコキュートなどは、稼働するのに大きな力が必要なため、100Vでは対応できないからです。
家庭に200V対応のコンセントがある場合、必ずLL3098HOSのような200V対応型の蓄電池の購入が必須になります。
AI(人工知能)搭載なのも、LL3098HOSの大きな特徴の一つ。
AIが翌日の天気を調べて蓄電池の蓄電容量を決めたり、無駄がないように日中の売電や蓄電の容量を自動的に決めてくれます。
また、LL3098HOS/Xのみにはなりますが、押し上げ効果があるのも大きな特徴。
押し上げ効果とは、太陽光発電で発電した電力を売電しながら蓄電池の余剰電力も売電できる制度のことです。
押し上げ効果を利用した場合、売電価格が下がってしまうデメリットはあります。
しかし、家庭で消費できない電力を売電に回し、少しでも家計をプラスに持っていけるのは嬉しい特徴といえるでしょう。
LL3098HOS(スマートスター)の価格相場
続いて、LL3098HOSの価格相場を紹介します。
LL3098HOSの定価は、3,223,000円と高額です。
しかし、基本的にはオープン価格で売買されるため、320万円よりも安くなる可能性が高いので安心してください。
ネット上の販売サイトを見ると、180万円前後で取引されているところもあります。
LL3098HOS(スマートスター)!メリットとデメリットには何がある?
最後に、LL3098HOSのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
LL3098HOS(スマートスター)の主なメリット
LL3098HOSの主なメリットは、以下の通りです。
- 全負荷型蓄電池だから停電時にも安心
- 大容量なのにスリムなボディーを実現
- 満充電まで最短3時間のスピード力
全負荷型蓄電池は、停電時に家庭内すべてのコンセントが利用可能になるシステムのことです。
停電時にも平常時と変わらぬ生活を送ることができるメリットがありますが、一方で、使わないコンセントにまで送電してしまうため、無駄な電力を消費してしまうというデメリットも。
しかし、LL3098HOSは容量9.8kWhと大容量なので、無駄な待機電力を消費してしまっても必要な分の容量を残すことが可能です。
この点は、全負荷型蓄電池のデメリットではなく、メリットを最大限に感じてもらえたらと思います。
また、大容量の蓄電池は一般的に、本体もそれなりの大きさになってしまいます。
したがって、設置場所の確保ができない理由から大容量モデルを諦める家庭も多いことでしょう。
LL3098HOSは、寸法762mm(W)×1,145mm(H)×440mm(D)、重量195kgと、大容量モデルにしては比較的スリムな作りになっています。
これまで設置場所の問題で大容量蓄電池の購入を諦めていた家庭も、LL3098HOSであれば購入を前向きに検討できることでしょう。
満充電まで最短3時間というのも、LL3098HOSの大きな特徴。
同じような容量の蓄電池の場合、満充電までに最低6時間はかかってしまうのが一般的です。
ちなみに、満充電までに要する時間が短ければ短いほど、災害時に大きな安心感を得られますよ。
LL3098HOS(スマートスター)の主なデメリット
最後に、LL3098HOSの主なデメリットは以下の通りです。
- 6,000サイクル仕様なので、寿命が少し短い
- 契約アンペア数70以上では全負荷型が利用できない
LL3098HOSは、6,000サイクル稼働ができます。
1サイクルは「充電・放電」になるので、1日1サイクル稼働したとして、単純計算で16. 4年稼働ができる計算です。
中には「16年も持てば高寿命な部類では?」と感じる方もいるでしょう。
しかし、長寿命の蓄電池の中には、12,000サイクルをうたっているものも。
12,000サイクル稼働できるとなれば、単純計算で32. 8年も稼働できます。
もちろん、他の部分の劣化などで32. 8年も同じ蓄電池が使用できるかは不明ですが、できるだけ長寿命のほうが良いですよね。
したがって、6,000サイクルしか稼働できないLL3098HOSは、短寿命という点がデメリットとして捉えられています。
また、契約アンペア数が70以上の家庭では全負荷型が利用できないというデメリットもあります。
とはいえ、一般的な家庭で70A以上のアンペア数を契約している家庭は珍しいので、多くの場合、あまり深く気にすることはありません。
LL3098HOS(スマートスター)は大企業で安心!デメリットも頭に入れよう!
今回の記事では、LL3098HOSの特徴や価格相場、メリットとデメリットを紹介しました。
LL3098HOSを販売しているのが伊藤忠商事、製造を担当しているのが株式会社NFブロッサムテクノロジーというのが、風変わりな特徴でしたよね。LL3098HOSは大企業の蓄電池という、絶大な安心感があるかと思います。
様々な魅力あふれる特徴もあるLL3098HOS。
ぜひ、購入を検討してみてくださいね。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!