SII対象の蓄電池まとめ【補助金の概要や金額を紹介】
各地域の蓄電池補助金については蓄電池補助金ページをご確認ください!

「SII対象の蓄電池って何?補助金の対象なのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、SII対象の蓄電池一覧・補助金の注意点などを紹介していきます。
目次
SII対象の蓄電池とは?【補助金の概要や金額について】
補助金制度によって金額や条件が違うため、前もって内容を確認することが大切です。
それでは、それぞれの補助金制度を見ていきましょう。
DER補助金
2023年のDER補助金の詳細は、発表されていないため、去年の補助金内容になります。
事業名 |
令和4年度 分散型エネルギーリソースのさらなる活用に向けた実証事業 |
補助金額 |
・蓄電池:3.7万円/kWh(上限額は設備費用と工事費を合わせた1/3まで) ・蓄電池の工事費用:5.2万円/kWh ・HEMS:上限5万円 |
申請期間 |
2022年6月1日〜2022年12月23日 |
申請条件 |
・実証試験に参加する ・対象の蓄電池とHEMSを導入 |
DER補助金は、設備費用と工事費用の1/3まで補助金が交付されます。
例えば、初期実行容量が8.8kWhの蓄電池の場合、設備費用の上限は33万円、工事費の上限額は46万円、両方を合わせて1/3で差し引くと26万円ほどの交付が目安になります。
ZEH補助金
事業名 |
①【国土交通省】地域型住宅グリーン化事業 ②【国土交通省・経済産業省・環境省】こどもエコすまい支援事業 ③【環境省】戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH) 化等支援事業 |
補助金額 |
①住宅の新築・リフォーム…上限140万円 ②住宅の新築・リフォーム…100万円/戸 ③住宅の新築・リフォーム…上限55万円 |
申請期間 |
①2023年4月1日〜2024年3月31日まで ②2023年3月下旬~2023年12月31日 ③2023年1月6日に四次公募の受付が終了 |
申請条件 |
①、② ・強化外皮基準を満たすこと ・再生可能エネルギー等を除く基準一次エネルギー消費量が、20%以上削減 ・再生可能エネルギーが導入済み 上記より基準一次エネルギー消費量から100%削減が条件 ③ ・強化外皮基準を満たすこと ・再生可能エネルギー等を除く基準一次エネルギー消費量が、20%以上削減 ・再生可能エネルギーが導入済み 上記より基準一次エネルギー消費量から100%削減が条件
・ZEHビルダー/プランナーが設計・建築・改修・販売する住宅が条件 ・蓄電池の導入:2万円/kWh (上限20万円、補助対象経費の1/3以内のどちらか低い金額が加算) |
ZEH補助金は、住宅ローン控除や各自治体の補助金と併用が可能ですが、申請を満たすためには、下記の条件をクリアする必要があります。
- エネルギー使用量を抑える
- エネルギーを効率良く使う
- エネルギーをつくる
- 上記の工夫でエネルギー収支を0にすること
自治体の補助金
自治体の補助金は、各地域で金額や条件、申請期間が異なりますが、国の補助金と併用できます。
また、地域によって補助金制度を出していない場合もあるので、各自治体の窓口へ問い合わせて補助金内容を確認しましょう。
【令和4年〜5年】最新!SII対象の蓄電池TOP10
登録日 |
メーカー名 |
製品名 |
形式 |
蓄電容量 |
希望小売価格(税込) |
補助金額 (①・②) |
2023/1/27 |
サンテックパワージャパン |
ハイブリッド蓄電システム |
ST48080A |
4.0kWh (初期実効容量:3.5kWh) |
110万円 |
①約13万円 ②約10万円 |
2022/11/30 |
NFブロッサムテクノロジーズ |
リチウムイオン蓄電システム |
EV3098LEV |
9.7kWh (初期実効容量:7.5kWh) |
322万3,000円 |
①約28万円 ②約22万円 |
2022/11/30 |
オーデリック |
ハイブリッド蓄電システム |
EC500301 |
5.7kWh (初期実効容量:4.7kWh) |
記載なし |
①約17万円 ②約14万円 |
2022/11/30 |
京セラ |
Enerezza |
EGSーLM1500S |
10kWh (初期実効容量:8kWh) |
309万8,810円 |
①約24万円 ②約30万円 |
2022/11/30 |
京セラ |
Enerezza |
EGSーLM1500S |
15kWh (初期実効容量:12kWh) |
399万3,000円 |
①約36万円 ②約44万円 |
2022/10/31 |
サニックス |
サニックスハイブリッド蓄電システム |
PSHーRC42063AーSN |
6.3kWh (初期実効容量:4.6kWh) |
記載なし |
①約14万円 ②約17万円 |
2022/10/31 |
Sungrow Japan |
蓄電システム |
SGーSH55ー064KWH |
6.4kWh (初期実効容量:5.3kWh) |
記載なし |
①約16万円 ②約20万円 |
2022/10/31 |
Sungrow Japan |
蓄電システム |
SGーSH55ー128KWH |
12.8kWh (初期実効容量:11kWh) |
記載なし |
①約33万円 ②約41万円 |
2022/10/31 |
Sungrow Japan |
蓄電システム |
SGーSH55ー096KWH |
9.6kWh (初期実効容量:8kWh) |
記載なし |
①約24万円 ②約33万円 |
2022/09/30 |
シャープ |
クラウド蓄電池システム |
JHーWBPBB650 |
6.5kWh (初期実効容量:5.3kWh) |
記載なし |
①約16万円 ②約20万円 |
(2022年度のDER補助金:①設備費用+工事費用 52,000円/kWhを合計して1/3、②設備費用 37,000円/1kWhで算出)
SII対象の蓄電池の補助金を申請する際の注意点
SII対象の蓄電池の補助金を申請する際の注意点を3つ解説します。
海外メーカーは補助金対象外
日本で販売している「ファーウェイ」「テスラ」などの会社は、JISの基準を満たしていないSII対象外の蓄電池のため補助金の申請ができません。
日本規格グループが定めた下記の6つがJIS基準の条件になります。
- 経済・社会活動の利便性の確保(互換性の確保等)
- 生産の効率化(品種削減を通じての量産化等)
- 公正性を確保(消費者の利益の確保、取引の単純化等)
- 技術進歩の促進(新しい知識の創造や新技術の開発・普及の支援等)
- 安全や健康の保持
- 環境の保全等
価格は安いですが、補助金を使って確実に導入したい方は、設備費用や工事費用が補助されるSII対象のものを導入しましょう。
DER補助金とZEH補助金は併用できない
DER補助金とZEH補助金は、どちらか一つの利用に限定されるので、利用目的に合う制度を選ぶことが大切です。
各自治体の補助金と併用できる場合もあるので、実施しているか確認してみることをおすすめします。
補助金申請はSII対象の蓄電池が重要!【登録済製品を選ぼう】
SII対象のメーカー製品を取り入れると、国や自治体から補助金の受け取りが可能です。
海外メーカーはコスパは良いですが、補助金の対象外のため、全ての導入費用を負担するのはリスクが大きいですよね。
補助金を活用するためにも、今回紹介したSII対象の蓄電池メーカーから選ぶようにしましょう。
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この記事の監修者

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