太陽光発電にメリットはある?デメリットについても徹底解説!
昨今、多くの住宅の屋根に設置されるようになった太陽光発電。
2025年4月には、東京都に新築される一戸建て住宅が太陽光発電の設置を義務化されるということもあり、太陽光発電に注目が集まっています。
そこで今回の記事では、太陽光発電のメリットやデメリット、メリットを実感するための対策を解説します。
ぜひ参考にしてください。
目次
太陽光発電のメリットは?設置した場合に受けられる恩恵4選!
太陽光発電の需要が高まっていますが、どのようなメリットがあるのか気になりますよね。
そこで今回の章では、太陽光発電で得られるメリットを4つ紹介します。
メリット①停電時に安心できる
太陽光発電のメリットは、停電時に安心できることです。
とはいえ、安心できるのは太陽光が出ている日中のみになります。
日中に太陽光発電が発電した電力を使用して、スマホの充電ができたり、テレビやラジオの視聴ができたり、エアコンを稼働させたりすることが可能です。
メリット②地球に優しい生活を送ることができる
地球に優しい生活を送ることができるのも、太陽光発電を設置するメリットです。
太陽光発電は、発電時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しない「再生可能エネルギー」の一種。
つまり、太陽光発電を所有することで、地球温暖化の進行を少しでも遅らせることに貢献できるなど、地球に優しい生活を送ることができるメリットを実感できるのです。
メリット③電気代を削減することができる
太陽光発電のメリットは、電気代を削減することができることです。
太陽光発電を設置すると、日中の電力は太陽光発電が発電した電力で賄うことができます。
したがって、最低限、日中の電力使用分は電気代を削減することが可能です。
また、電気代の内訳の中にある「燃料費調整額」および「再エネ賦課金」は、それぞれの単価と電気使用量をかけ合わせたものが請求されます。
つまり、日中に使う電力を太陽光発電が発電したものから賄うことで、電力使用量を減らすことができ、結果として燃料費調整額や再エネ賦課金の請求額も減らすことが可能です。
メリット④家の断熱効果が高まる
家の断熱効果が高まるのも、太陽光発電のメリットです。
太陽光発電は基本的に住宅の屋根に設置しますが、住宅の屋根が直射日光に当たる面積を少なくできるので、家の断熱効果が高まるといわれています。
断熱効果が高まると、エアコンの稼働率を少なくすることができるので、電気代の更なる削減が期待できるでしょう。
太陽光発電はメリットだけではない!主なデメリットは何がある?
太陽光発電を所有すると、様々なメリットを実感できることがわかりました。
では、主なデメリットには何があるのでしょうか。
具体的に4つ紹介します。
デメリット①初期費用が高い
太陽光発電の主なデメリットは、初期費用が高いことです。
一般的な大きさの住宅に太陽光発電を設置しようとすると、100〜150万円ほどの初期費用が必要になります。
ともなれば、住宅ローンに上乗せするか、新たにソーラーローンを組むかの2択を迫られる家庭も多いでしょう。
ただ今は、太陽光発電を導入すると同時に、蓄電池を導入したり省エネ住宅を建てるなどの諸条件を満たすことで、補助金制度を受けられる可能性も。
初期費用の高さは否めませんが、補助金制度を上手く利用して、自己負担額を減らす対策を取れると良いでしょう。
デメリット②発電量が不安定
発電量が不安定なのも、太陽光発電の主なデメリットです。
太陽光発電は、その名の通り、太陽光を元に発電するシステムになります。
つまり、太陽光発電で多くのメリットを実感するためには、それなりに日射が必要です。
最近販売されている太陽光発電は、毎日一定の発電量を得られるよう、発電力が上昇しています。
しかし、元々日射量が少ない地域や豪雪地域などは、発電量が不安定になりがちに。
しかも、気温が高すぎると発電力が劣ってしまうというデメリットもあります。
太陽光発電を導入する場合は、お住まいの地域の日射量を事前に確認できると良いでしょう。
デメリット③深夜の停電は避けられない
太陽光発電の主なデメリットとして、深夜の停電が避けられないことも挙げられます。
太陽光発電は、日中に恩恵を実感できるシステムです。
太陽光が出ていない深夜に停電が発生した場合は、太陽光発電を所有していたとしても停電してしまいます。
災害対策として太陽光発電の所有を検討しているのであれば、次章で紹介するシステムとの併用がおすすめです。
デメリット④近隣住民とトラブルが生じるリスクがある
近隣住民とトラブルが生じるリスクも、太陽光発電の主なデメリットです。
実は、太陽光パネルは反射光がとても眩しいもので、その反射光が原因で近隣住民とトラブルが生じた事例がいくつか確認されています。
一生住み続けていく住宅だからこそ、近隣住民とトラブルが生じないような太陽光パネルの設置を心がける必要があるでしょう。
デメリット⑤売電価格が下落傾向
売電価格が下落傾向なのも、太陽光発電の主なデメリットです。
太陽光発電を所有すると、最初の10年間はFIT制度と呼ばれる売電価格が割高な制度を利用することができます。
しかし、FIT制度が始まった2009年度の売電価格が1kWhあたり48円だったのに対し、2023年度の同価格は1kWhあたり16円なのです。
売電価格が下落していることが如実にわかりますよね。
ただ、2009年と2023年で太陽光発電自体の販売価格も下落傾向にあります。
つまり、売電価格は太陽光発電の販売価格と比例しているのです。
売電価格が過去と比べて下落傾向にある事実は変わらないですが、最終的な自己負担額は今も昔も大きく変わらないといわれています。
デメリットとして売電価格が下落傾向と紹介しましたが、そこまで大きく気にする必要はないといえるでしょう。
太陽光発電でメリットを実感したい!実践すべき対策には何がある?
せっかく多額の初期費用をかけて購入する太陽光発電ですから、できる限りのメリットを実感したいところですよね。
そこで最後に、太陽光発電でより多くのメリットを実感するための対策を2つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
対策①蓄電池を併用する
太陽光発電でより多くのメリットを実感するため、蓄電池を併用することが求められます。
太陽光発電のデメリットの章で紹介しましたが、太陽光発電だけを所有している場合、深夜の停電は避けられません。
しかし、蓄電池を併用していれば、太陽光発電が日中に発電した電力を蓄電池に貯めることで、深夜の停電対策になります。
また、太陽光発電と蓄電池を併用することで、電力会社との電力契約が「深夜:割安」「日中:割高」になりますが、深夜の割安電力を蓄電池に貯めることができるので、電気代の大幅削減が期待できます。
1日2サイクル稼働できる蓄電池を導入すれば、深夜に電力会社から買電した電力を貯めるだけではなく、日中にも太陽光発電が発電した電力を貯めることができるので、太陽光発電の存在意義を見失う必要もなく、さらに電気代の大幅削減も望めるという良いところ取りが可能です。
対策②電気自動車を導入する
電気自動車を導入するのも、太陽光発電でより多くのメリットを実感する方法です。
蓄電池よりも電気自動車がおすすめな理由は、電気自動車の蓄電容量の多さにあります。
災害対策として太陽光発電や電気自動車の所有を考えている場合、蓄電容量が多いほど安心感を得られるのは当然のこと。
したがって、自家用車を所有しているのであれば、ぜひ電気自動車への乗り換えをおすすめします。
ただ、電気自動車を蓄電池代わりとして利用するためには、駐車場と自宅が近距離になくてはなりません。
一戸建てやマンションの1階に住んでいる方は、電気自動車を蓄電池代わりの非常用電源として所有してみてはいかがでしょうか。
太陽光発電はメリット多数!メリットを実感するための対策を取ろう!
今回の記事では、太陽光発電のメリットとデメリット、メリットをより実感するための方法を紹介しました。
太陽光発電は昨今需要が高まっているシステムだからこそ、できるだけ早くの導入がおすすめです。
太陽光発電を導入することで得られる電気代の削減や停電対策など、多くのメリットを実感できると良いですね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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