新築にソーラーパネルを設置する費用は？メリットや注意点も！

新築にソーラーパネルを設置する家庭が増えてきました。

ともなれば、ソーラーパネルの設置費用が気になるところですよね。

そこで今回の記事では、新築にソーラーパネルを設置する際の費用を紹介すると共に、新築にソーラーパネルを導入するメリットや注意点を紹介します。

これから新築住宅の購入を考えている方、必見です。

新築でソーラーパネルを設置したい！かかる費用の相場は？

ソーラーパネルを設置している新築住宅をよく目にするようになりましたよね。

しかも、東京都は2025年より、新築住宅に対してソーラーパネルの設置を義務化することも表明しています。

ともなれば、ソーラーパネルの設置費用の相場が気になるところではないでしょうか。

そこで今回の章では、ソーラーパネルの設置費用の相場や推移を解説します。

設置費用の相場

2023年度におけるソーラーパネルの設置費用の相場（本体代を含む）は、1kWhあたり25.9万円です。

一般的な住宅ではソーラーパネルを3〜5kWhを乗せるといわれているので、単純計算で77.7〜129.5万円の初期費用が必要ということになります。

さらに、4年に1度の定期メンテナンス代として1回2万円ほどが必要です。

設置費用の相場は年々減少傾向！

ソーラーパネルを設置する際には多くの出費を覚悟しなければなりません。

しかし、10年前の2013年と比べると、本体代を含む設置費用の相場は減少傾向にあるのです。

ちなみに、2013年におけるソーラーパネルの設置費用の相場は1kWhあたり39.1万円でした。

現在と比べて13.2万円も割高だったのです。

ソーラーパネルの設置費用が減少傾向にある理由は、ソーラーパネルが全国的に普及したからです。

リフォームよりも新築のほうが安い！

ソーラーパネルを設置する時期は、新築時もしくはリフォーム時など、家庭によって選択が可能です。

しかし、初期費用の安さでソーラーパネルの導入時期を選択するのであれば、リフォーム時よりも新築時がおすすめになります。

理由は、新築時はソーラーパネルありきで工事ができるからです。

リフォームのタイミングでソーラーパネルを後付けする場合、大々的な工事ができないため新築時よりも工事代が高くつき、最終的に請求される金額が4〜5万円ほど高くなります。

新築にソーラーパネルを設置する費用は？新築で設置するメリット5選

続いて、新築にソーラーパネルを設置するメリットには何があるのか、具体的に5つのメリットを紹介します。

メリット①屋根の耐荷重がしっかりあるから安心できる

新築にソーラーパネルを設置するメリットは、屋根の耐荷重がしっかりあって安心できることです。

ソーラーパネルはそれなりに重量があるため、リフォームで後付けする場合は屋根の耐荷重を調査する必要があります。

仮に必要な耐荷重に満たない場合、屋根の補強が必要になり、必要な費用はさらに膨れ上がるでしょう。

しかし、新築住宅であれば屋根の耐荷重がしっかりあるため、重量のあるソーラーパネルを設置しても安心できます。

メリット②ローンをひとまとめにできる

ローンをひとまとめにできるのも、新築にソーラーパネルを設置するメリットです。

ソーラーパネルの初期費用はとても高額なので、多くの家庭でローンを組むことでしょう。

ソーラーパネル専用のローンにソーラーローンがありますが、既に住宅ローンや車のローン、学資ローンなどがある場合、新たなローンを組むのは至難の業です。

しかし、新築住宅にソーラーパネルを設置する場合、住宅ローンにソーラーパネルの初期費用を組み込むことができるのです。

ローンをひとまとめにできることで、家計管理が楽になる期待が持てるでしょう。

メリット③停電対策ができる

新築にソーラーパネルを設置すると、早めに停電対策ができるメリットを実感できます。

自宅にソーラーパネルがあると、最低限、日中の停電を免れることが可能です。

停電はいつ発生するかわからないので、できるだけ早くから対策ができる新築時にソーラーパネルを設置できると安心でしょう。

メリット④電気代を削減して家計を助けることができる

電気代を削減して家計を助けることができるのも、新築にソーラーパネルを設置するメリットです。

ソーラーパネルを設置すると、最低限、日中の電力を電力会社から買電する必要がなくなります。

つまり、日中分の電気代削減に成功するのです。

電気代を削減できた分のお金は、住宅ローンの繰り上げ返済に充てたり、日々の生活の補填に充てたりできます。

メリット⑤売電収入を得ることができる

新築にソーラーパネルを設置するメリットは、売電収入を得ることができることです。

ソーラーパネルを設置すると、最初の10年間は売電単価が割高のFIT制度を利用できます。

FIT制度の期間中に積極的に売電することで、多くの売電収入を得ることができ、ソーラーパネルの初期費用の多くを回収できることでしょう。

FIT制度の売電単価は年々減少傾向にあるため、多くの売電収入を得たいのであれば、1年でも早い新築時にソーラーパネルを導入するのがおすすめです。

新築にソーラーパネルを設置する費用は？新築で設置する注意点3選！

最後に、新築にソーラーパネルを設置する際の注意点を3つ紹介します。

新築にソーラーパネル設置を検討している方、必見です。

注意点①初期費用を許容範囲内に収める努力をする

新築にソーラーパネルを設置する際の注意点は、ソーラーパネルの初期費用を許容範囲内に収めることです。

新築にソーラーパネルを導入する際、住宅ローンの中にソーラーパネルの初期費用を組み込むことができます。

新築住宅を建てる際は、明細の一つひとつの項目が高額なので、ソーラーパネルの100万円前後の設置費用が安く思えてしまうかもしれません。

しかし、ローンを組むということは借金を作るということ。

つまり、ローン総額をそれなりの額に抑えておかないと、後々大変なことになる可能性が高いです。

ソーラーパネルもピンキリですから、家族でしっかり話し合って、金額的な部分の許容範囲を決め、その範囲内で購入するソーラーパネルを選択できると良いでしょう。

注意点②必ずしも恩恵を受けられるとは限らないと割り切る

新築にソーラーパネルを設置する際、必ずしも恩恵を受けられるとは限らないと割り切る気持ちも必要です。

ソーラーパネルは多くの場合、最終的に元が取れるシステムといわれています。

しかし、これはあくまで一般論で、ソーラーパネルを所有している全ての家庭に当てはまる事案ではありません。

ソーラーパネルを購入する際は、有識者に想定される発電量を確認してもらい、ある程度の発電量が見込める場合のみソーラーパネルを購入するようにしましょう。

注意点③蓄電機能があるシステムを併用する

蓄電機能があるシステムを併用することも、新築にソーラーパネルを設置する際の注意点です。

ソーラーパネルを単体で使用する場合、得られる恩恵は限定的になります。

しかし、ソーラーパネルと蓄電機能があるシステムを併用すると、電気代を大幅削減できたり、長期的な停電にも対応できるといったメリットを実感できます。

ソーラーパネルの導入を検討しているのであれば、蓄電池や電気自動車など、蓄電機能があるシステムの併用も前向きに検討できると良いでしょう。

新築にソーラーパネルを設置する費用は高い！設置の有無を要検討！

今回の記事では、新築にソーラーパネルを設置する費用やメリットと注意点を解説しました。

ソーラーパネルを家庭に導入することで、受けられる恩恵は多いです。

しかし、初期費用がとても高額なので、メリットとデメリットを天秤にかけ、本当に必要だと思う場合にのみソーラーパネルを設置できると良いでしょう。

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