電気代や深夜料金が高騰する理由は?値上げの対策方法を徹底解説!
「電気代が上がった!」「使用量は同じなのになぜ?」といった疑問や悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?
近年、特に値上がり幅は大きくなっており、このまま上がり続けるのを黙って見過ごすわけにはいかないですよね。
本記事では、電気代が高くなった4つの理由や、値上げへの3つの対策法を詳しく解説していきます!
電気代の節約に「蓄電池」をおすすめする理由も解説していますので、導入を検討している方もぜひ目を通してみてください。
目次
電気代が高騰する4つの理由!深夜料金の値上げについても解説
はじめに、電気代が上がった4つの理由を徹底解説していきます。
①再エネ賦課金が年々増えているから
電気代の請求額に含まれる「再エネ賦課金」の値上げが、毎年電気代が上がる大きな理由です。
再エネ賦課金とは太陽光や風力、水力などのエコ発電を広める予算のため、国民全員が負担する「税金」のようなものです。
制度の始まった2012年は「0.22円/1kWh」でしたがどんどん値上げを続け、2021年には10倍以上の「3.36/1kWh」まで上がっています。
再エネ賦課金は電気使用量が多いほど負担が増える仕組みですので、オール電化など、電気をよく使う家庭ほど高額になります。
②【原油価格高騰】燃料調整費が増えているから
再エネ賦課金とともに値上げを続けており、家計を苦しめているのが「燃料調整費」です。
燃料調整費とは、電力会社が火力発電に使うガスなどの輸入価格に合わせて増減するお金のことで、毎月の電気代と合わせて請求されます。
一時期は気にするほどでもなかった燃料調整費ですが、近年の原油価格高騰の影響を受け、現在は値上げが止まらない状況です。
燃料調整費も「3.19円/1kWh」のように電気使用量が多いほど加算されるため、電気を買うほど負担が重くなります。
③市場連動型プランに加入しているから
いわゆる「新電力会社」を利用している方は、「市場連動型プラン」も値上げの原因です。
市場連動型プランとは、日本卸電力取引所(JEPX)の取引価格によって電気代が変わるプランのことです。
東京電力などより比較的安いことがメリットでしたが、原油価格高騰にともないJEPXの取引価格もどんどん上昇しています。
「いきなり電気代が数万円上がる」可能性も充分にあるため、市場連動型プランは良いことばかりでは無いと頭に入れておきましょう。
④深夜料金が値上がりしている理由は?
深夜料金が高くなった理由は、「公平性を確保するため」昼間料金と同じくらい値上げしたからです。
以下に東京電力の夜トク8プランの価格推移を比較していきます。
2019年 | 2022年 | 値上げ額 | 値上げ率 | |
昼間料金 | 24.34円 | 32.74円 | +8.40円 | +34% |
深夜料金 | 12.48円 | 21.16円 | +8.68円 | +69% |
表で分かるとおり、「値上げ額」自体は昼間料金も深夜料金もほぼ同じですね。
もともと安い深夜料金は「値上げ率」が高くなるため、結果的にたくさん使うほど電気代が上がってしまいます。
電気代の高騰に対策する3つの方法とは?【今すぐできる】
次に、電気代の値上げに対する3つの解決法をご紹介していきます。
①新電力会社に乗り変える
新電力会社には以下のようなサービスがあり、乗り換えれば毎月の電気代を確実に減らせます。
- 電気代は同じだが、基本使用料が数百円安い
- ガスや光回線、スマホとまとめて契約することで、どんどん安くなる
- 3段階料金が安く、電気を多く使うほどお得になる
乗り換えには手続きが必要ですが、立ち会い工事なども基本的に無く、違約金も無いことがほとんどです。
「ガソリンが2円引きになる」などの独自サービスも好評ですので、生活スタイルに合った電力会社に乗り換えてみてはいかがでしょうか?
②電力プランを変える
「乗り換えは面倒…」という方は、以下のように電力プランを見直すだけでも効果があります。
- 昼間は人がいない家…「夜トクプラン」を利用して、家事や入浴を夜間に集中させる
- 電気使用量が多い家…使えば使うほどお得になる「プレミアムプラン」に変える
- 電気使用量が少ない家…従量電灯プランのままで、停電しない程度にアンペアを下げる
「どのプランにすればいいか分からない…」方は、電力会社に相談すれば最適なプランを案内してもらえます。
プラン変更後、「やっぱり戻したい…」そんな時でも電話やネットですぐに手続きできますので、どれくらい電気代がお得になるのか試してみましょう。
③蓄電池を導入する
電気代の値上げに対する有効策として、「家庭用蓄電池」が近年ますます注目されています。
家庭用蓄電池とは、屋外や屋内に設置できる大型のバッテリーのことで、充電したエネルギーでエアコンなどの家電を動かせます。
代表的な蓄電池の使い方に、「夜間にお得に充電し、昼間に使う」という節約法が挙げられます。
蓄電池があれば昼間の高い電力を買わずに済むので、毎月の電気代を大幅に下げることができます。
高騰する電気代対策には「蓄電池」がおすすめ!3つの理由を解説
最後に、電気代対策に蓄電池をおすすめする3つの理由を解説していきます。
①【まだまだ安い】深夜電力を充電し、昼間に使えるから
「高くなった」と言われる深夜電力ですが、昼間電力に比べればまだまだ安く、蓄電池を導入する価値は充分あります。
東京電力の夜トクプランの深夜料金は「21.16円/1kWh」、昼間料金は「32.74円/1kWh」ですので、深夜料金で過ごすだけで30%以上お得になります。
請求額が3万円を超える家庭なら、毎月1万円ほど節約でき、年間10万円もの金額を浮かせることも夢ではありません。
まだまだ安い深夜料金を充電できる蓄電池なら、設置してすぐに節約効果を実感できるでしょう。
②太陽光パネルとの併用でさらにお得だから
蓄電池とソーラーパネルを連携させることで、電力の「自給自足」ができるようになります。
日中はソーラーパネルの電力で過ごし、余ったエネルギーを蓄電池に充電しておけば、夜間もほとんど電気を買わずに済むでしょう。
さらに、「V2H」と呼ばれる機器を設置すれば、太陽光の余った電力を電気自動車に充電することもできます。
電気使用量が格段に減るため、再エネ賦課金や燃料調整費も大幅に節約できる点も見逃せません。
③万が一の停電でも安心・家電のムダも省けるから
蓄電池は「停電時の予備電力」としても使えるため、突然の停電でも安心です。
長時間停電が続くと冷蔵庫の中身がダメになってしまうだけでなく、テレワークが普及した現在では、仕事に直接影響してしまうことも多いでしょう。
蓄電池があれば暑い日でもエアコンや冷蔵庫を動かしたり、光回線を停めることなく快適に過ごせます。
「電気代を節約し、停電でも安心」な蓄電池は、今の時代にぴったりな機器と言えますね。
電気代が高騰する理由は再エネや原油価格!対策には蓄電池が効果的
電気代が高騰する4つの理由を、もう一度おさらいしていきます。
- ①エコ発電の普及に使われる「再エネ賦課金」が値上げしている
- ②原油価格高騰の影響で「燃料調整費」が値上げしている
- ③市場価格の影響で「市場連動型プラン」が値上げした
- ④深夜料金と昼間料金が同じくらい値上げし、夜間に使うほど不利になった
値上げ対策には「新電力会社への乗り換え」「電力プランの見直し」がありますが、「夜間のお得な電気を昼間に使えて、停電時も予備電力としても使える」蓄電池が特におすすめです。
太陽光発電と組み合わせて電力の自給自足もできる蓄電池には、補助金制度も豊富に用意されていますので、ぜひ導入を検討してみてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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