スマートスターはおすすめの蓄電池!その理由を解説します!
「蓄電池を購入したいけれど、どのメーカーのものを選べば良いかわからない。」
「スマートスターが良いって聞いたけれど、何が注目されているの?」
このように考えている方はいませんか。
スマートスターは建売物件の購入時や新築の建設時についていることが多い蓄電池です。
蓄電池業界で人気の高い機種です。
そこで今回は、スマートスターについて、その概要や人気の理由について紹介します。
目次
蓄電池で人気のスマートスターとは?
まずはスマートスターとはどういった蓄電池なのか、その概要について紹介します。
伊藤忠商事が販売
スマートスターのメーカーを調べてみると、伊藤忠商事株式会社の名前が出てきます。
伊藤忠商事は有名な大手商社で海外輸出入をしているイメージがあるでしょう。
そのため不思議に思ってしまいますが、伊藤忠商事は販売元です。
製造を行なっているのは株式会社NFブロッサムテクノロジーという会社です。
伊藤忠商事が一部株式を保有している会社で、蓄電池の製造を行なっています。
また、スマートスターは、以下のような別の商品名でも流通しています。
- ネクストエナジー iedenchi-NX
- DMM DMM. make smart
- 伊藤忠エネクス エネパワボL
これらもスマートスターと同じ電池と考えてください。
スマートスターLの概要
次に、スマートスターの一種である、スマートスターLについて紹介します。
容量 | 9.8kWh |
実効容量 | 8.8kW |
大きさ | W762, H440, D1145 |
設置場所 | 屋外 |
重量 | 195kg |
期待寿命 | 6,000サイクル |
停電対応 | 全負荷 |
タイプ | 単機能型 |
スマートスターLは9.8kWhの単機能型蓄電池で、全負荷対応となっています。
そのため、すでにある太陽光発電に追加で蓄電池を設置していくイメージを持つと良いでしょう。
スマートスター3の概要
続いては、スマートスター3について紹介します。
容量 | 13.16kWh |
実効容量 | 11.84kWh |
大きさ | W1181, H392, D10085 |
設置場所 | 屋外 |
重量 | 265kg |
期待寿命 | 15年間 |
停電対応 | 全負荷 |
タイプ | 単機能型 |
こちらも単機能型蓄電池で、全負荷となっています。
注目ポイントはその容量です。
スマートスター3の蓄電池は13.16kWhの容量があるため、容量が大きい蓄電池が欲しい方はスマートスター3を選びましょう。
運転モード
次に、運転モードについて5つ紹介します。
- ピークシフトモード
- ピークカットモード
- バックアップモード
- HEMSモード
- 停電モード
1つ目のピークシフトモードとは、充電時間に充電を、放電時間には放電を自動的に行うモードです。
通常時はこのピークシフトモードが便利と言えるでしょう。
2つ目のピークカットモードとは、電力会社からの購入電力が設定されたピークカット電力に近づくと放電を行い、購入電力が減ると充電を行います。
そのため、充放電時間設定に関係なく充電と放電が行われます。
電力単価の高い時間に充電をする可能性があるので注意しましょう。
3つ目のバックアップモードとは、電力を蓄えた状態で待機するモードです。
非常用電源として蓄電システムを使う際にはバックアップモードがお勧めです。
計画停電等がある場合、5時間前を目安にバックアップモードに変更しておきましょう。
4つ目のHEMSモードとは、HEMSコントローラから充電や放電御制御を行う際に利用するモードです。
蓄電システムの充放電をHEMSコントローラで変更できます。
5つ目の停電モードとは、停電中に家庭内に電力を供給するモードです。
停電を検出すると自動的に停電モードに切り替わる仕組みになっているため、停電しても慌てずに行動しましょう。
スマートスター蓄電池が人気の理由を紹介!
ここからは、スマートスターの特徴や弱点、お勧めの家庭について紹介します。
スマートスターの人気の理由
まずはスマートスターが人気となっている理由を3つ見ていきましょう。
大型の単機能全負荷型
1つ目は、大型の単機能全負荷型であることです。
スマートスターは全負荷型蓄電池に分類されますが、蓄電池には全負荷型と特定負荷型があります。
特定負荷型では、停電が起きた際、特定の電化製品や部屋など、事前に決めておいたところでしか使えません。
一方、全負荷型の場合、家中の全ての家電や部屋を使うことができます。
つまり、停電が起きたとしても、普段通りに全ての電気を使うことができます。
停電が起きても安心ですね。
また、全ての家電や部屋に対応するため、蓄電容量も大きくなっています。
蓄電池の売れ筋が5〜6kWhのところ、スマートスターは9.8kWhと13.16kWhの容量を誇っています。
長時間に渡って使用できるので、停電に備えたい方には特にお勧めの蓄電池と言えるでしょう。
高出力かつスピード充電
2つ目は、高出力かつスピード充電が実現されていることです。
高出力であることは以下の表を確認してください。
停電時の出力 | 停電時の入力 | |
スマートスターL | 3.0kW | 3.0kW |
スマートスター3 | 5.5kW | 5.5kW |
200Vに対応しており、停電時にはエアコンやIHなどといった家電にも対応しています。
100V対応の蓄電池だと、停電が起きたらエアコンなどが使えなくなるため、注意が必要です。
また、スピード充電も注目ポイントです。
蓄電池がほぼ空の状態からでも、およそ3時間で満充電にすることができます。
AI機能搭載
3つ目は、AI機能が搭載されていることです。
スマートスターに搭載されているAI機能によって、翌日の天気予報や電気の使用パターンから、自動で最適な充放電を行います。
例えば、翌日が曇りの予報で、日中にも電気利用がある家庭だったとしましょう。
この場合、深夜電力を普段よりも多めに蓄電しておく、といった働きを自動で行ってくれます。
そのため、天候に左右されることなく、普段と同じように使用することができます。
弱点はAI利用にお金がかかる
次に、スマートスターの弱点について紹介します。
まず押さえておきたいこととして、特別大きな弱点はありません。
強いて挙げるとしたら、AIを利用するために、月額1,200円の有料サービスを10年契約し、2年間の最低利用期間があることです。
単純計算をすると、2年で28,800円、10年で144,000円の出費があります。
その点には注意が必要です。
おすすめの家庭を紹介
最後に、スマートスターがお勧めの家庭について紹介します。
スマートスターは蓄電容量が多いため、太陽光を設置して10年未満の方にも、太陽光発電を設置していない方にも、どちらにもお勧めの商品です。
オール電化住宅で、深夜電力の活用や停電の備えとして蓄電池を購入したいものの太陽光を屋根に設置できない方には、スマートスターが全ての蓄電池で最もお勧めです。
ただ、スマートスターは単機能タイプの蓄電池であるため、太陽光発電のパワーコンディショナーの保証が切れている場合はお勧めしません。
今後の交換費用などを考えた時、ハイブリッドタイプの蓄電池を購入した方がお得でしょう。
【まとめ】スマートスター蓄電池は機能が豊富!
今回は、伊藤忠商事が販売しているスマートスターについて紹介しました。
スマートスターは蓄電容量がとても大きく、かつ機能が充実しています。
また、全負荷型でもあるので、停電時にも安心です。
スマートスターは節約したい方や停電に備えたい方など、幅広い層にお勧めの商品と言えるでしょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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